離乳食は個人差も大きい時期でみんな同じように進むわけではありません。とちの木保育園では月齢ではなく、食べ方を保育と調理で一人ひとりの様子を大きな幅の中で見ながら、お子さんに合った離乳食を進めています。

離乳食は、大人と同じように固形の食事を噛んで食べられるようになっていく過程の食事です。消化機能に合わせた食品を選び、進めていきます。口の中の動きも成長と共に変化していきますので、滑らかさややわらかさ、飲み込みやすさに気を付けながら調理していきます。

少しずつ慣れていけるよう、今その子にちょうどよい状態の離乳食に加えて、次のステップの形態の離乳食を食べて見ることもあります。そうして口の中の動きを促していきます。

何をどれだけ食べるのかの目安はありますが、離乳食の時期に大切なことは、食事の時間を楽しみながらリズムを整えて、色々な食品の味や舌ざわりを経験することです。色々な食品といっても食べ方に合わせてまだまだ食べ慣れたものが中心で大丈夫です。保育園でも特別なものは使用していません。また、「お豆腐だよ」「あったかいね」「おかゆと混ぜてみようか」「もぐもぐ上手だね」などと色々な言葉がけをしながら食卓の雰囲気を楽しめる工夫もしたいですね。

舌で上あごに押しつぶして食べる中期頃の食事↓

↓やわらかく煮えたかぼちゃなどは、小さく切って子どもが自分でつぶせるように仕上げます。

↓左:中期 右:後期

↓歯茎でかみつぶす後期頃の食事

 

形を残して小さく切ったものを食べます。とろみをつけますが後半になると不要なお子さんも出てきます。

↓手づかみ食べが始まるお子さんもいるので、小さい小皿につかみやすいものを取り分けて食べます

↓2倍の水で炊いたやわらかいご飯が食べられるお子さんもいます。

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