さんま、ぶり、さばなどがおいしい季節となりました

魚の消費量は年々減少しており、肉の消費量が上回っていますが、海に囲まれた日本は多くの水産物に恵まれた環境です。

献立表でお知らせした魚料理の工夫についてお知らせします。

 

子どもに欠かせない栄養素

魚には肉にはない栄養素があり、特に子どもの脳の発達に重要なDHAやIPA(EPAともいわれる)は体内で作れないため、魚を食べることは子どもの食生活には大切です。

また、将来の疾患予防効果も期待されるため、肉の回数を減らして魚を食べたり、肉を魚に置き換えたりとメニューに工夫することもおすすめです。

魚のたんぱく質は良質

たんぱく質は3大栄養素の一つ。子どもは体の成長が著しいため、必要量は大人より多くなります。

”離乳食で最初に摂取することが勧められている動物性たんぱく質は白身魚”とされていることからもわかるように、魚のたんぱく質は、実際に体内で効率よく消化吸収やすいという特徴もあります。

保育園の魚メニュー

・味付けをしっかりするとご飯に合います。よく煮込んだ煮魚。

・ケチャップやカレー味など子どもの好きな味付けに仕上げる

・油で揚げる

2歳児クラスから出しているししゃもフライも人気です

魚の摂取量アップに向けて

魚が苦手な子もいますが、食べないからといって食卓に出さないのではなく、生活(買い物)や遊び(絵本)の中で触れる機会を持ち、身近に感じたり親近感を持つことも大切です。大人がおいしそうに食べるのを見せてあげるのも効果的だと思います。

”鮭”は見た目にもわかりやすく、子どもが慣れた魚の一つです。焼いてクリームシチューにトッピングしたり、じゃがいものみそ汁に合わせて石狩汁風にしたりはいかがでしょう。

いわしやあじのたたき身や、白身魚がミンチ状になった製品も市販されていますのでハンバーグなどに混ぜるのも良いですね。

保育園では色々なメニューに加えて、おやつにもするめや小魚やしらすを出すことで栄養価を充実させています。ツナやおかかや鮭フレークなど手軽な食材でハードルを下げて、また、塩分に気をつけながら、はんぺん、ちくわやかまぼこ、魚ソーセージなど食べやすいものから取り入れるのもお勧めです。

保育園とご家庭とで魚を食べる体験を増やしてあげたいですね。