保健の内容
- 子どもたちが、毎日元気で過ごせるように、看護師を配置し次のようなことを行っています。
- 園医による健康診断
- 歯科、眼科検診(0~5才) 耳鼻科検診(3~5才)、腎臓検診(4~5才)
- 身体測定
- 検温 朝は1才3ヶ月まで保護者の方に計っていただきます。
- 午後は1才までは必ず計るようにしています。
- 熱が37.5℃以上ある場合や、体調が悪い場合(下痢・嘔吐等)は、保育できかねる時もあります。
- 感染症(百日咳、麻水痘、流行性耳下腺炎、風疹、流行性角結膜炎等)と診断された場合は必ず園に連絡して下さい。ご家族がかかった場合も同様にお願いします。
- 登園の際は、医師の証明書が必要となりますので提出してください。(用紙は園にあります)
- 園での与薬は、医師の診断のもとに処方されたもので、家庭で飲ませられない時間の1回分だけをお預かりします。
- 名前を書いた容器に入れ「与薬カード」と一緒に保育士か看護師に手渡して下さい。
- 事故が起きないように注意していますが、万一事故が起きた場合は、ただちに保護者の方に連絡を入れてから、受診するようにしています。
- 園外で起きた事故の場合は、その場から直接一番近い病院に行くこともあります。
- 保健所等での健診・予防接種はきちんと受けることをおすすめします。
嘱託医
園医 | 進士医院 |
耳鼻科 | 田中耳鼻咽喉科 |
眼科 | 鈴木眼科クリニック |
歯科 | 黒田歯科 |
感染症の登園基準
医師が記入した証明書が必要な感染症
1.医師が記入した証明書が必要な感染症
病名 | 感染しやすい期間 | 登園のめやす |
インフルエンザ | 症状がある期間(症状が出る24時間前から症状が出た後の3日程度までが最も感染力が強い) | 発病後5日(発熱した日を0日目)を経過し、かつ解熱後3日(解熱した日を0日目)を経過してから |
麻疹(はしか) | 症状が出る1日前から発疹が出た後4日後まで | 解熱後3日(解熱した日を0日目)を経過してから |
風疹 | 発疹が出る数日前から発疹が出た後7日間くらい | 発疹が消失してから |
水痘(水ぼうそう) | 発疹が出る1~2日前から発疹がかさぶたになるまで | すべての発疹が痂皮化してから |
流行性耳下腺炎
(おたふくかぜ) |
症状が出る3日前から耳下腺がはれた後4日まで | 耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫脹が発現してから5日を経過するまで、かつ全身状態が良好になってから |
結核 | 痰から菌が出なくなるまで | 医師により感染の恐れがないと認めるまで |
咽頭結膜熱 (プール熱) | 発熱・目の充血など症状みられる数日間 | 主な症状が消え2日経過してから |
流行性角結膜炎
(はやり目) |
目の充血・目やになど症状が出現した数日間 | 感染力が非常に強いため結膜炎の症状が消失してから |
百日咳 | 抗菌薬を服用しない場合、咳が出始めて3週間を経過するまで | 特有の咳が消失するまで、又は5日間の適正な抗菌薬による治療を終了した後 |
腸管出血性大腸菌感染症
(O157、O26、O111) |
症状がある間(適切な治療を受け、便に菌が出なくなるまで) | 症状が治まり、かつ抗菌薬による治療が終了し、48時間をあけて連続2回の検便によって、いずれも菌陰性が確認された後 |
急性出血性結膜炎 | 症状がある間(ウイルスが呼吸器から1~2週間、便から数週間~数か月排出される) | 医師により感染の恐れがないと認められた後 |
髄膜炎菌性髄膜炎 | 症状がある間(適切な治療を受け、菌が出なくなるまで) | 医師により感染の恐れがないと認められた後 |
2.医師の診察を受け、保護者が記入する登園届が必要な感染症
病名 | 感染しやすい期間 | 登園のめやす |
溶連菌感染症 | 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後1日間 | 抗菌薬内服後24~48時間経過していること |
マイコプラズマ肺炎 | 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後数日間 | 発熱や激しい咳が治まっていること |
手足口病 | 手足や口腔内に水疱・潰瘍が発症した数日間 | 解熱し、口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること |
伝染性紅斑(りんご病) | 発疹出現前の1週間程度 | 全身状態が安定してから |
ウイルス性胃腸炎(ノロ・ロタ・アデノウィルスなど) | 症状がある間と、症状消失後1週間程度
(便中には、数週間ウィルスが出続ける) |
主な症状が消え2日経過してから |
ヘルパンギーナ | 発症後の数日間(便の中に1ヶ月程度ウィルスが出続ける) | 解熱し口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること |
RSウィルス | 呼吸器症状のある間 | 呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと |
帯状疱疹 | 水疱を形成している間 | すべての発疹が痂皮化してから |
突発性発疹 | 解熱し機嫌が良く全身状態が良いこと | |
伝染性膿痂疹(とびひ) | 湿潤な発疹がある間 | 発疹が乾燥しているか、湿潤部位が覆える程度のものであること |
アタマジラミ | 産卵から最初の若虫がふ化するまでの期間は10~14日間 | 駆除を開始後 |
伝染性軟属腫(水いぼ)*1 | 掻きこわし傷から滲出液が出ているときは被覆すること |
*1医師の診断や治療が望ましい感染症(登園届は不要です)
○証明書および登園届はコピーしてお使いください。園のホームページからもダウンロードできます。
○感染症が疑われる場合は、登園前に受診し、集団生活の可否を確認するようにしましょう。
○区外で受診の際、登園停止基準が異なる例もあり、医師の証明があっても登園を見合わせていただくこともあります。
○この他の伝染する病気については「学校保健安全法」および「保育所における感染症ガイドライン」の定めに準じます。
登園後にお子さんの体調が悪くなった時
平成19年度、国および東京都が「体調不良児の保育は保護者が行うことを原則としつつも、保育中に子どもが微熱を出す等、体調不良が発生した場合の対応について充実し、安心な体制を確保していこう」という趣旨の事業を制度化しました。
当園ではそれを受けて、「体調不良児初期保育」を実施し、保護者のみなさんには「希望票」のご提出の依頼しております。
体調不良児初期保育の事業内容
保育中に子どもが体調不良になり、通常の保育が無理な状態になったお子さんに適切な対応をしたり、看護師等が保健室等で経過を観察したり、状態に応じた保育を実施する。
【お願い事項】
- 保育中に体調不良となった場合においても、医療機関への受診は原則として保護者の方にしていただきます。但し、お迎えまでの間にお子さんの状態が急変し、早急な受診が必要と判断した場合(緊急時)のみ、医療機関の診察を受ける場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 保育園から体調不良によるお迎えの連絡を受けた場合は、お仕事等の調整をしていただき、できるだけ速やかなお迎えをお願いします。
- 予防接種(全ての疾患について)を受けた場合は、その都度、保育園に接種済みをお知らせください。
- 緊急連絡先に変更があった場合は、必ずご連絡ください。また、携帯電話を緊急連絡先に指定されている方は、保育園の電話番号を登録しておいてください。
出張・外出等もその都度お知らせください。 - 保育園では、安全性および集団生活での他児童への感染等の観点から、病気の急性期の保育は実施していません。
登園前からの発熱等により、通常の保育が不可能な状態でのお預かりはできません。