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自己愛性人格障害(111) 江戸川区の小岩という場所

「自己愛性人格障害 – でこぽんの法則 – 」の主人公、人格障害者ウッキーの話は、
江戸川区の小岩という総武線の各停の小さな町の、
訪問介護と居宅介護支援の事業所が舞台である。

不動産屋の話によると、引っ越しの際、
山手線の右側に住んでいる人は、都心から離れると千葉方面へ、
山手線の左側に住んでいる人は、多摩方面に引っ越すそうだ。
右側から左側へは、あるいはその逆は少ない。
何が違うかはわからないものの、そういう傾向にあるとのこと。

ボクの会社は本社が新宿区にあり、
今は、ほとんどこの本社にいることが多い。
そして自宅も新宿区にある。

つまり江戸川区の小岩という場所は、
ボクにとって、ほとんど馴染みがない土地だった。

小岩 ・・・ そう言っただけで、なぜか笑われる。
柳原可奈子も小岩という地名をネタに笑いをとっている。
この笑いのツボは、その土地柄にあるのだろう。

偏見は承知で、ボクの私見を書くと。。。

とにかく小岩はガラが悪い。
しかし、本当の悪人でなく、ヤンキー兄ちゃんが闊歩しているような、
凶悪犯罪はないけど、自転車泥棒とか万引きとか、
チャチな軽犯罪が多そうなイメージである。

近所にあった喫茶店をよく利用していたのだが、
後ろのテーブルで、ヤクザが面接をしていたことがある。
「おめーもよー、ヤクザになりたいんだったらよー、  
 毎日掃除にくるとかよー、まずは態度で示さんとなー」
まだ10代と思しき若者に、チンピラ風情が説教していた。

またある時は、同じ喫茶店で、
ヤクザが何か腹立たしいことがあったのか、
店内にあった消火器を噴射して逃げたことがあった。
店内は白い粉で真っ白。

なぁ、ガラ悪いだろう?

ボクの知人は、「ここは子供を育てる環境ではない」という理由で、
子供が乳幼児の時に、小岩から引っ越してしまった。

そういえば、山口組若頭、宅見勝組長を射殺したヒットマンが、
潜伏先のひとつとして選んだのも小岩だった。

ある時、事務所の横の駐車場から、
「やめて~、やめてよ~」という叫び声が聞こえてきた。
見ると、駐車場から出ようとしている車のフロントガラスを、
ハンマーでガンガン叩いている男がいる。
叫び声の主はその車を運転している女性であった。

男は「オラ!オラ!出てこいオラ!」とガンガン叩き、
最後にはフロントガラスを叩き割ってしまった。
すると、駐車場の前で待っていた仲間の車に乗り込み、 そのまま走り去っていった。

どういうトラブルがあったのかは知らないが、 白昼堂々の出来事である。
一部始終を見ていた駐車場の管理人がボクに言う。
「ああ、女もヤクザのコレですよ」

こういう環境で、ボクは人格障害者の相手をしていたのですよ。

Posted on 2013-04-22 | Category : ブログ | | No Comments »
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