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自己愛性人格障害(422) 江川の孤立 3

その昔、子供たちの好きなものとして「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉があった。それに呼応して嫌いなものの代表として「江川、ピーマン、北の湖」という言葉があった。

北の湖は人相が悪いなと思う。巨体の上に顔が怖い。北の湖が土俵に上がると「負けろ~」と声がかかったという。しかし真摯に土俵を務める姿勢と、圧倒的な強さを誇る取り組みの充実さは、好角家の間で評価が高い。倒した相手に手を差し伸べて起こしてやるのが土俵マナーと言われているが、それをしない態度もふてぶてしいと言われていた。それも相手に情けをかけているようで失礼だからと本人は述べている。真面目なのである。引退後も相撲協会の理事長など要職を務めている。北の湖は人相が悪いだけで、貴乃花親方も慕っていたほど人格優れ真面目に相撲に取り組んでいた人物なのである。

本宮ひろしの「実録たかが江川されど江川」という江川の半生記を描いた漫画がある。その中で本宮は「表情がない、これは好かれる顔ではない」というようなことを書いている。実際江川はマウンド上でも喜怒哀楽を露にせず、高校時代からクールなイメージを持たれていた。高校時代から自分だけが注目を浴びて周囲との軋轢を生んだ経験から、無表情なのはトラブル回避の知恵なのかもしれない。

この二人に共通するのは、その時代に突出していた圧倒的な実力である。憎らしいほど強い北の湖と、怪物江川である。ワシはよく人格障害者どもに「嫌いなら無視してくれ」と書いているが、無視できないくらいの存在感、無視できないくらいの実力、無視できないくらいの成功が、余計に人格障害者どもの嫌がらせに拍車をかけているのがわかる。本当はそれを認めて自分も「そちら側」に行きたいのだが、一度振り上げた拳を下げることが出来ないため、相手を貶めることで自分の上げた拳を維持しているように思える。

ワシは普通に生きているだけなのにな。
そっと静かに放っておいてもらえないものかな。

Posted on 2019-05-15 | Category : ブログ | | Comments Closed
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