扉が開いた人たち
「人格障害」とは英語表記「Personality disorder」の訳語ですが、
「あたかも人間の根幹を示しているような部分がある事」
「それにより否定的なニュアンスが強い事」から、
近年では「パーソナリティ障害」と訳語が変更されているそうです。
しかしボクは、 人間の根幹を示しているからこそ、
「人格障害」という訳語を使うべきであると考えています。
安易な言い換えは、「売春」を「援助交際」と言い換えたり、
「窃盗」を「万引き」と言い換えたりするかの如く、
その罪悪を矮小化する効果しかありません。
従って、このホームページでは、偽善的な言い換えはせず、
その本質を的確に意味表現している「人格障害」という言葉を使います。
ちなみにwikipediaによれば、人格障害は端的に以下のように定義されています。
「精神医学においては、一般的な成人に比べて極端な考えや行為を行ったりして、
結果として社会への適応を著しく困難にしていたり、
精神病理学的な症状によって本人が苦しんでいるような状態に陥っている人を言う。」
しかし、実際に人格障害者どもと接した感覚で言えば、これは正確ではありません。
少なくとも、本人が苦しんでいるような状態ではけしてない。
むしろ嬉々としている。
もう少し、実体験に基づく症状、症例の方がわかりやすいのではないか。
そう思って、このホームページを立ち上げました。
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人格障害の被害は、これはもう、遭った人しかわからない。
どれだけ周囲に説明しても人格障害というものは理解してもらえない。
しかし、被害に遭った人ならば、
詳しく聞かなくても、どのような状況かは手にとるようにわかる。
これもまた、自己愛性人格障害の特徴です。
自己愛性人格障害の事を知っている人、
不可解な言動をする相手の正体に気付いた人、
このブログでは、そういう人を「扉が開いた人」と称します。