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自己愛性人格障害(158) 佐村河内 その1

少しプライベートでトラブルがあり、
前回から間があいてしまった。
いろいろ考えていたネタも何だったか忘れてしまった。

今は、嫁さんのことだけが癒しである。
ボクは嫁さんが大好き。可愛くて可愛くて仕方がない。
嫁さんを幸福にするためなら、
悪魔に魂を売ってもいいと思っている。

*****

佐村河内守という名前を、今回の事件で初めて知った。
作曲家と称していたが、実はゴーストライターがいて、
自分は譜面すら書けないということ。
聾唖者で障害者認定を受けていたのが、実は虚偽だったということ。
現在進行で様々な仮面が剥がれている。

ボクは佐村河内は人格障害であると確信している。
その理由をこれから書いていく。

まずボクが最も嫌悪する種類の人間として、
障害をウリにしている点が挙げられる。

人格障害者ウッキーは実際に足に障害があり、
それ自体は罪ではないが、
それを利用して同情を買うのが常套手段であった。
佐村河内は聾唖を装い、耳が聴こえないにも関わらず、
絶対音感を駆使して作曲をしていたと称していた。

本来はあってはならないのだが、
音楽そのものに加え、
「聾唖者が作曲」というバイアスが、
評価に付与されていたことは想像に難くない。

さらに佐村河内は不必要に杖を使い、
わざと足を引きずって歩いている。
本当は健常者であるならば、こんな失礼なことはない。

人格障害者ウッキーも佐村河内も、
世間が障害者に弱いということを熟知し、
自分への批判をかわすため利用しているのである。

*****

かつて川田龍平を批判出来ない空気がマスコミにあった。
薬害エイズの被害者であり、
実名を公表した勇気ある若者なのだから、
それを批判することは世間が許さないというわけだ。

しかし、重い病気を患っていたり、
身体に障害があったりすることは、
その人物の評価とは別の話である。

・・・このような考えは、
ボクが実際に人格障害者ウッキーを知っているから至ったのであって、
やはり世間は依然として障害者に弱い。
ボクなんぞは、わざわざ障害者を引っ張り出してくる、
そんな偽善的な番組には吐き気がするが、
世間は障害者が健気に生きる設定のドキュメンタリーが大好きだ。

だからこそ、佐村河内は、
キャラクター作りとして障害者を装ったのであろう。

障害者が皆、健気で一生懸命で心の美しい天使なんぞというのは、
吉永小百合はトイレに行かないと同じくらいの幻想である。
それをさも美談として採り上げるテレビ番組は、
美談という建前で好奇の目を集める見世物小屋と同じレベルである。

障害者も健常者も、ボクたちと同じ一個の人間である。
そこに優劣も何もない。
むしろ障害者が一般に溶け込んで、そういう番組が成立しない、
例えば作曲であるなら、音楽の評価に影響しない、
それこそが、あるべき社会の姿であろう。

佐村河内は、障害者であることを全面に打ち出していた。
障害者であることを最大限利用していた。
同情を誘う、相手の情を利用するのは人格障害者の行動原理である。

佐村河内についてはまだまだ書きたい事がある。

Posted on 2014-02-17 | Category : ブログ | | 10 Comments »
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コメント10件

 KKS | 2014.02.18 18:59

以前、掲示板でお世話になったものです。

私も、佐村河内のニュースを聞いた時、絶対自己愛か何かの人格障害だ!と思ってました!!
ちょうどそんな時に、一緒に自己愛に悩まされているメンバーから、「あれって、うちの〇〇(自己愛のことです)と
同じよね?と話があって、
ちょっとスッキリしました。
やっぱり、そう思いますよね。
すぐ「自殺する~」とか言ってたそうで・・・。
ここに、この話題が出るんじゃないか、と覗きに来ておりました。

こんな人はマスコミにしっかり叩かれればいい、と思ってしまいます。

そして、うちの自己愛も自爆してほしい。。。
役員終了まで、残り一か月を切りましたが、相変わらずうちの自己愛はその自己愛っぷりを
振りまいております。
接触は最小限にしているにも関わらず、相変わらず、会合があったあと数日はダメージを引きずっていますが、以前ほど深刻できなくなったかな。。。

ありがとうございます。

 ひよこ | 2014.02.18 21:38

私も佐村河内のニュースを聞いてすぐに「出たな!」と思いました(笑)
実際、自己愛性とか演技性とか虚言癖とかいろいろ言われていますが、紛れもない人格障害ですね。
私が対峙している自己愛と同じカテゴリーの人間です。

人格障害にも2種類あって「犯罪を犯してしまうタイプ」と「犯罪までは犯さないタイプ」があると思うんですけど、私の自己愛は後者のタイプです。
麻原彰晃や角田美枝子、佐村河内のように殺人や詐欺など犯罪を犯す人物は周囲に多大な被害を与えますが、完全犯罪をするにはツメが甘いところがあるのでいつか罪が暴かれ、警察に逮捕され、法によって裁かれ社会的に抹殺されますよね。(KKSさんが言うところの自爆ですか?)

ですが本当にやっかいなのは犯罪までは犯さないが世間を騙し、ずうずうしく我が物顔にはびこる人格障害者です。
彼らのほとんどは生涯普通の人間として社会に居座り、家族や周囲の者、ターゲットに迷惑をかけ不幸にし、取り返しのつかない罪を犯し続けても捕まることもなく生き続けるのでしょうね。
頼むから誰か早く逮捕して欲しいわ~

 蘭丸 | 2014.02.19 9:42

あ~。なるほど~。「自殺してやる~」ですか・・・
腹が立ちますよね。人の優しさに付け込む外道。
そこであたふたしてしまうのが、我々被害者の甘いところなのでしょうね。

対等な大人の関係であればそんな事しないでしょう。
人格障害は人の心を操る事に長けていると思っています。その上のレベルは「人に罪悪感を植え付けて操る」って感じかな~(笑)

元嫁の所を脱出して実家住まいだった頃、5歳の甥っ子を預る事になった。
どこかに散歩に出かけたいという甥っ子。まあ暇だからと一緒にでかけた私。

イヌの散歩の如く、甥っ子の行きたい方向に好きなように歩かせた。あまり遠くに行くと帰りが大変だよ。と言いながら・・・(こういう風にちゃんと保険を掛けるのが私)
結構遠くまで来たな~と思って帰宅する事になった。
帰路を1/3くらい来た頃、突如しゃがみ込み「疲れた~抱っこして~」と甥。
生来子供が苦手で扱った事が皆無で対応が解らない私。
「ばあばにお車でお迎えに来てもらってよ~おじちゃん~」
是にはカチンと来た大人気ない私(笑)

ちょうどコンビニ前だったので中で休み、確かお茶くらいは買って与えた気がする。要らないと言われた気がするが、結局強引に与えたんだっけかな。彼は飲んでいた覚えがある。

そのまま、30mくらい歩いては休みと歩いて通常の5倍くらいの時間をかけて二人で帰宅した。
一瞬、「ココで車で婆さん呼んだらコイツの人生甘い事になる!」って思ったんだった。

この厳しさをなぜ元嫁にしなかったのか、否、できないんだったな。自己愛は知恵のついた5歳児だから。
私が「帰りが大変だよ。知らないよ」って保険を掛けいても「言っていない!聞いていない!」と言い、いよいよ言い逃れができなくなると、男女関係の場合「そんなの優しくない」「男らしくない」「女に優しくするのは当たり前」だの言って罪悪感を植えつけ責任を転化、ターゲットを利用し利益を得ようとする。結果自己愛のワガママが通ってしまう結果に。

5歳児でも自分の行動に責任を持ったのに、自己愛は持たない。この差は大きい。

 せんち | 2014.02.19 16:54

*** KKSさん
自害するなんぞ、脅し文句に過ぎません。
だったら死ねと言ってやればいいだけです。
本当に人格障害者は死ねばいいのにと思います。

かつて帝国陸軍に、
牟田口廉也という無能な中将がいて、
インパール作戦に失敗して敵前逃亡しました。
部下に相談したそうです。

「多くの部下を殺し、多くの兵器を失った事は、
 司令官としての責任上、私は腹を切ってお詫びをしたいと思う。
 貴官の腹蔵のない意見を聞きたい…」

相談された部下は呆れて、
「昔から死ぬ、死ぬといった人に死んだためしがありません。
 私は切腹するからと相談を持ちかけられたら、
 幕僚としての責任上、一応形式的にも止めないわけには参りません。
 しかし司令官としての責任を、真実感じておられるなら、黙って腹を切って下さい。
 誰も邪魔したり止めたり致しません。心置きなく腹を切って下さい。」

こいつは、戦後も自分の否を認める事無く言い訳に終始し、
無事天寿を全うしたそうです。

死ぬというヤツには死ねと言うしかない。
というか、早く死ねばいいのにと思う。

*** ひよこさん
出ましたね。
ボクもびっくり。こんな素敵な例がいるのだろうかとワクワクしました。
犯罪を犯してくれれば法が裁いてくれるけれど、
犯罪まで犯さないタイプに対しては、どう制裁がいくのだろうかと考えます。
クリスティーの「そして誰もいなくなった」の犯人の動機は、
法の外にいる犯罪者を裁く、というものだったと記憶しています。

*** 蘭丸さん
「罪悪感を植え付けて操る」は角田美代子が有効に使っていた手口です。
些細なことでも弱みをみせたら、そこを拡大解釈し、またさせ、
そこからつけこんでくる。

 ムカムカ | 2014.02.20 14:24

やはり、ここで取り上げられましたね、佐村河内。

ボロボロと暴かれる嘘の数々を見て、こいつ調子に乗りすぎたなと思いました。
ひよこさんもおっしゃる通り、ツメが甘いのに一線を越してしまう「能力の低い自己愛」だなぁと思います。

このタイミングで、暴露するに踏み切ったのは、高橋選手が曲をオリンピックで使うことを理由にあげていましたが、
おそらく本当の理由は、2013年11月頃に、野口剛夫氏による「「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か」という考察記事が月刊誌に掲載されたことのようです。
その内容が、彼らのついた嘘の核心を見事に言い当てていたため、もうこれ以上隠し切れないと観念した新垣氏と、佐村河内氏が今年に入って仲間割れしていたそうです。
なんだか、このあたりの成り行きも、まさに自己愛トラブルそのものだと思いました。

ところで、私が被害に遭った人格障害者も、犯罪を犯さない狡猾なタイプでした。
無害な人間を選りすぐって周囲に配置し、空気を読むのが得意で「誰にもバレない大丈夫」と判断したら、好き放題やっていました。
そして、少々やり過ぎてヤバイ状況になったら、活動を休止しておとなしくしています。
必要な場合は、すばやく引っ越すという手段も使います。
そのための布石も、トラブルが起こる前からしっかりと撒いていたので、ぬかりないです。

奴らはこういうことを繰り返しで生き続けているんですよね・・・

 ぽんず | 2014.02.20 20:33

会社でよくあるのは、辞める辞めると言う奴ほど辞めないのは定説(?)ですよね。
職場の自己愛も、以前「このままなら辞める!」と2人の社員に脅しましたが
「止めてくれるはず」の期待とは裏腹に、どちらの社員にも引き留めてもらえなかったせいか
それ以降「辞める」と口に出さなくなりました。
その代わり「僕がいて助かるでしょ」という言い方をしてくるみたいです。
辞めたくないのに「居てやってるんだ」みたいなこと言ってバカみたい。

ムカムカさんのところの自己愛は知能指数が高そうですね。
うちのところは仕事できない、知恵もないバカの自己愛なので「狡猾」ではありません。
狡猾な自己愛、最強ですね・・・。

 ひさま | 2014.02.21 10:50

こちらにコメントされてる皆さまはよくわかってくださる、、、そう、犯罪を犯さない狡猾な奴。
どうすればいいのでしょうか。一見話し好きのいい人に見えるです。でも、でも、実はとんでもない奴なのに。

もう20年近くです。自爆してくれないかなあと言う気持ち、理解できます。

 ひよこ | 2014.02.23 19:04

こんちさん

自己愛を見ていて「いつか天罰が下るだろう」というのは誰もが感じることかもしれませんが、その制裁を加えるのは私じゃない、と考えます。
一度「これは神様からの罰だ」と思ったけれど自己愛は少しも動じなかったことがありました。普通の感覚と違うのです。
今後、老年期に入って行く自己愛の最後がどうなるのか、しっかり見届けようと思っています。
クリスティー、今度読んでみます。

ひさまさん

私も同じです。
同じ土俵で戦ってはならないと毎日念仏のように唱えています(笑)相手と同じレベルになり下がることになりますので。これがなかなか難しいんですけどね〜

 ひさま | 2014.02.24 18:16

ひよこさま

そうなんですよね。
相手と同じレベルになり下がるのはわかってるんですけど、いい加減こちらの我慢の在庫も尽きる時がありまして、、、うっかり言い返して後悔です。

 青首大根 | 2014.03.25 10:21

はじめまして。
自己愛のもとで5年ちょっと働いて、年末に自己愛からリストラを申し渡されました。
そんな中、ググっていてこちらにたどりつき、読めば読むほどウチの自己愛ボスとぴったり一致。
ある意味長年のマインドコントロールがとけました。
ウチのボスも「辞める」というのが常套句です。

皆さまのコメントを拝見しても色々しっくり来て驚いてます。
これからもっと色んな所を拝見したいと思ってます。
よろしくお願いします。

※橋下徹さんも自己愛の香りがしますね。。。
ウチの自己愛ボスと通じるところが多々ありまして。

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