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崩壊する介護現場

崩壊する介護現場内容紹介

暴力、セックス、洗脳……
介護の現場がマジでヤバい!
このままだと日本は姥捨て山国家になる! !

超高齢化社会を目前に控え、介護事業は圧倒的な需要がある成長産業といえよう。
ただ、今の介護現場は危険すぎる。
「低賃金」や「重労働」といったよくあるネガティブ要因だけではない。
高い離職率に、急増する介護職員の暴行事件、
貧困によって売春市場に流れた介護ヘルパー、宗教的介護施設の乱立……
いったい介護護の現場で何が起こっているのか?

本書では、急増する介護現場での事件、著者が経験した困難の一部、
介護人材の実態を報告しながら、破たん寸前の介護現場の現状を紐解いていく。
ノンフィクションライターの中村淳彦氏があぶりだす驚愕の真実とは……?

序章 壊れかけの介護業界
第一章 介護労働者、五〇人に一人がサイコパス?!
第二章 売春する介護職員
第三章 介護労働は社会から外れた人の受け皿
第四章 夢喰いが牛耳る介護業界の闇

著者について

中村淳彦(なかむら あつひこ)

東京都生まれ。専修大学卒業後、フリーライターとなる。
企画AV女優たちの衝撃的な生と性を記録した「名前のない女たち」シリーズは代表作となり、映画化もされる。
2008年から介護を始めて、自らが管理者を勤めた高齢者デイサービスは廃止。
現在は経営者として2つの事業所を運営しながら、ノンフィクション、ルポルタージュを執筆している。
著書に『名前のない女たち企画 AV女優20人の人生』『売春未満 新・名前のない女たち 素人女性編』『デフレ化するセックス』(以上、宝島社)、
『職業としてのAV女優』(幻冬舎)などがある。

Posted on 2014-04-07 | Category : 書籍紹介 | | 11 Comments »
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コメント11件

 kisa | 2014.04.08 9:10

超高齢化社会を迎えるに当たり、マジにヤバイ現実ですね。
老親を抱える今、そして老親をみとる頃には確実に老いている近い未来を考えるとホントにマジやばいです。

 せんち | 2014.04.08 9:47

介護の現場が本当にヤバいのは、
介護をする側にヘンテコや奴が多いから、
というのがこの本の趣旨です。

 kisa | 2014.04.09 9:51

言葉が足りませんでした。
私の母もいつ介護のお世話になるかわからない。
可能性として、明日転倒して入院~介護となるかもしれない。
そうすれば、利用者の家族として介護現場と関わることになります。
この本も昨日手に入れて読んでみました。
札幌在住です。
現状に多少地域差があるようですが、
その施設による差も大きいでしょうし、
実際のところ入って蓋を開けてみなければわからないという感じではないでしょうか。
これから自分の老後も含め、心しておかなければと考えている次第です。

 せんち | 2014.04.09 10:13

もちろん介護の現場には真摯に取り組んでいる方も大勢いらっしゃいます。
これもまた、どの業種職種にも同様の事が言えます。

ただ、介護の仕事には変な奴がいる割合が多いということです。
そして問題は、きちんとした人ほど辞めていく、
まともな神経では、いい加減な現場を見ると耐えられないという点です。

ちょうど企業のリストラと似ています。
リストラを募ると、他にも行き場があるので残って欲しい優秀な人材ほど辞めていく。
そこしかない人ほどしがみつく。

 アリ | 2014.07.14 6:25

自分には、この本の内容を信じられません。
書籍を売る為に誇張がひどいのでは無いかと思います。

介護の仕事が厳しく、社会問題になるのは事実としても、間違った認識で責めるのであれば、それは正しい結果には繫がらないと思います。

このブログの事は、人の助けになる素晴らしい物と思います。皆さんが幸せになるように願います。

 せんち | 2014.07.14 6:32

*** アリさん
ボクも、さすがにAVや風俗兼業とかは、特殊な例だと思いました。
なにせヘルパーはオバサンがメインですから(笑)

ただ、実体験として、ロクでもない連中が集まる。
この点は、誇張ではなく、本当のことだと思いました。
この本に出てくる山田も、人格障害者ウッキーも、
たまたま偶然、介護の仕事を選んだのかというと、
けしてそうではないのではと思いました。

おそらくそれしか雇ってくれる仕事がなかったのだろうと。

この本と内容はダブるのですが、
ボクなりの介護業界の構造的問題を一読していただけたらと思います。

繰り返しますが、「実体験」としてあるボクにとっては、
程度の差こそあれ、この本に誇張はないように思いました。

そしてアリさんが、この本は誇張が過ぎると思われるのであれば、
それは恵まれた職場環境にいらっしゃるのではと思います。

 アリ | 2014.07.14 14:59

自分にも介護士さん、あるいは介護を受ける側の人間と関わりがあります。
だから、単純な一方向からの視点には同意できないんです。

このブログの痛みと正しさを求める所、分かります。
あくまで、小さなお願いです。自分は彼等に感謝の意があり、片隅に残して置いていただきたかった。

矛盾の中に、雇用問題と人格障害があるのは確かです。出来れば、それが減り、各々の負担が軽くなれば、それが正しい道であると思います。

せんちさんの理知は素晴らしいと思います。更なるご健闘祈っています。(^-^)/

 せんち | 2014.07.14 15:25

*** アリさん
「介護業界の構造的問題」の本文に書いた通り、
All or Nothingで語るつもりはありません。
アリさんが感謝の対象とするような素晴らしい人がいるのは、
当然、ボクも理解しています。

なので、そのような視点で書くことも出来ますが、
たまたま、このブログでは逆の視点で書いています。
そして、どちらの視点で書いても一方的だとの批判は免れません。

ボクは実体験と、それに基づく思想を書いています。
この本が程度の差こそあれ非常に理解できるのは、
これはボクの実体験なので仕方のないことなんです。

プラスとマイナスがあり、
マイナスの数値が大きければ、総合的にもマイナスになる。
いくらプラスに着目しても、
総論としてはマイナスという結果を書かねばならない。

アリさんが関与している方々は感謝できる方々であるなら、
それは素晴らしいことです。
ボクも、そういう人たちと仕事ができればな~と思います。

 アリ | 2014.07.25 4:17

彼の文章を見て、中村氏は、まだ未熟な物書きなのでないかと思います。
経験の無い人間に簡単には、事業の運営は、上手くはできないのだろうと思います。

彼の言い分の中に、彼自身も含まれていると思います。

 せんち | 2014.07.25 5:06

ボクがこの本を手にとったのは、
「サイコパス」というキーワードに検索がかかったのです。
あまり事業の運営云々には関心がなく、
どういうサイコパスが登場したのかという興味でした。

事業の運営という点はさておき、
サイコパスの言動や被害の描写には非常に納得できました。
そしてこういう奴が少なからずいるのだなと思いました。
ここにも、そこにも、そしてボクのところにも。

 アリ | 2014.07.25 5:53

ちょっと、気持ちが入ってしまって、すいません。
中村さんの立場が分かりました。
彼は介護事業に出資をしたチャレンジャーであったようです。しかし、彼自身が搾取された状態で、この本を書いたのじゃないかと思います。

彼の経営の不満は、介護業界の重要な案件だと思います。是非、改善されていったらと願います。そうすれば末端の負担は軽くなります。乱暴な文章を失礼致しました。

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