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自己愛性人格障害(257) 遺伝? その4

以前にも書いたが、ボクは生後直後に手術をして、
右乳首の下から背中にかけてガーッと大きな手術痕がある。
事故などで遺体がバラバラになっても、この傷で身元が判明するだろう、
それくらい特徴的な大きく目立つ手術痕である。

ボクはこの胸の大きな傷痕を全く気にしておらず、
昔から平気で服を脱いでプールや海で泳いだり、
女性とも・・・(笑)

しかし、もしこんなグロテスクで大きな傷があったら、
人によっては気にするのも理解できる。
堂々と禿げ頭を出しているサンプラザ中野みたいな人もいれば、
いつも帽子か「何か」を被っていて、絶対に外さない人もいる。
どちらもその人それぞれの考え方、捉え方だ。

ボクの胸に大きな傷痕があるのは後天的なもの。
それを気にしない性格は先天的なもの。

そして、当然、ボクの子供には胸の傷痕は遺伝しない。

*****

人格障害者ウッキーは足に障害がある。
何故かは知らないが、幼い頃からのようだ。
この足の障害で人生は大きく変わった事だろう。

人格障害者ウッキーは看護師になりたかったのだが、
足に障害があるという理由で看護学校の入学を断られた。
今、「わたし看護師として働いてたのよ~」というウソを定番にしているのは、
その時の反動であろう。

そうありたかった自分を、
まるで、そうであるかのようなウソをついているのである。

身体障害は運命で仕方のないことだ。
ボクとて、いつ事故でそうなるかわからない。
だけど障害があるからといって、
卑屈になったりはしない自信はある。
それを理由に特別扱いはされたくない。

これはボクの生まれ持った性格なのだろう。
人格障害者ウッキーは、それが負の方向に向いていたのである。

私が不遇をかこっていたのは足の障害のせいだ。
私が昔からイジメられてきたのは足の障害のせいだ。
周囲から嫌われて人が離れていくのも足の障害のせいだ。
空が青いのも地球が回るのも足の障害のせいよ!ウキーッ!

本来は、自分のそのような生まれ持った性格、
自分の言動が、嫌われ、イジメられ、人が離れていく原因なのだが、
それを全て足の障害のせいにしている。

人格障害者ウッキーの足に障害があるのは後天的なもの。
自分の不幸をすべて足の障害のせいにする性格は先天的なもの。

そして、この後天性のものと先天性のものが、
絶妙な感じでブレンドされた結果が、
人格障害者ウッキーの人格障害だと、ボクは考えている。

(続く)

Posted on 2015-04-01 | Category : ブログ | | 2 Comments »
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コメント2件

 さよ | 2015.04.01 14:31

初めまして。
父が自己愛性人格障害です。最近になってわかりました。
ずっとそういう性格なのだろうと思い、振り回されて生きてきました。話せばわかってくれるのではないかと幾度となく父と衝突し、その度に人格が崩壊するくらい追い詰められてきました。

父は小さいながら会社を経営しています。かなりの独裁者っぷりで、女性に異常に偏見をもち、アルコール依存症で、気に入らない事があるとすぐに酒浸りになり叫んだり暴れたりします。
周りに話したりしたら事件にもなりかねない危険を感じ、誰にも相談できないまま今を生きてます。
この障害が原因と分かってから希望が絶たれました。周りが苦しんでること、少しもわかってもらえてないんですね。
本当は悪いことしたと思っていても口や態度に出せないだけってこともあるかもしらないと期待してました。
離れる事が難しく、この先父がいる限りみんな怯えながら生きていかなければならないかと思うとあまりに辛く希望が見出せません。
自分の人生がうまくいかないのは父のせいだと思ってしまう自分も、父と同じようで怖いです。

ブログ記事いくつか読ませて頂きました。人格障害に対して深く向き合う姿勢が素晴らしいです。
感情が高まり、つい書き込みしてしまいました。
一方的に書いたに過ぎませんが、誰かに自分の思いを知ってもらうだけでも、少しだけ楽になったような気がします。
ありがとうございました。

 せんち | 2015.04.01 18:08

*** さよさん
先週末、実家に帰省してきました。
ちょっと父親とひと悶着ありまして、
どんよりとした気持ちで東京に戻ってきました。

ボクの父は老化による依怙地さが顕著で、
とても扱いづらい感じです。
が、育ててもらった恩もあり、複雑な心境です。

>自分の人生がうまくいかないのは父のせいだ
>と思ってしまう自分も、父と同じようで怖いです。

これは人格障害者と接している人たちに共通する感情だと思います。
罪悪感を覚えることはない、だけど他人のせいにしてはいけない。
だけど、半分は遠からず当たっていたりする。
なんと申してよいやら。。。

もしよろしければ、またコメントをいただければと思います。
You’re not alone.

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