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自己愛性人格障害(286) 人格障害者どもを捨てよ町へ出よう。

福島瑞穂は東大を出て学生時代に司法試験パスした才女であり、
文系の最高峰の経歴を持っている。しかも国会議員にして政党党首である。
本稿の趣旨から外れるので詳述しないが、このような立派な経歴の人が、
なぜ国益に反するバカな言動をするのか不思議でならない。
学歴と知性や人間性は必ずしもリンクしない好例だと思っている。

それでも、大学受験を経験しているボクとしては、
東大に行く人の頭がいかに並外れているかは、よくわかる。

ボクの友人で東大大学院卒で、今や「日本の頭脳」となった研究者がいる。
この友人と話していると話がポンポン進んで心地良い。
理解が早く、反応も早い。
細かく説明せずともこちらの意図を理解できる。
話していて非常にラクチン。

一方で、人格障害者ウッキーと話していると非常に疲れる。
自分のことばかり話して、その話に内容がない上に、他人の話は聞かない。
疲れてうんざりするので、ボクは距離を置いてなるべく話さないようにしていた。
それが、ウッキーの人格障害に気付くのに時間がかかった原因のひとつである。

この人格障害者ウッキーの話の通じなさ、
一般には通用しない理屈と虚言でイライラさせられるのは、
性格が合う合わないとうレベルの話ではなく、
もっと基本的な部分で、それ以前に、話がかみ合わない、通じないのである。

仲の良い友人なんかと会うと、
ああ、普通の人との会話ってこんなに心地いいのか~と思う。
人格障害者と対峙している人たちに、そういう経験はないだろうか。

ああ、普通の人との会話ってこんなに心地良いんだ、と。

*****

古い事件だが、栃木県で娘が実父を殺した事件があった。
幼い頃から父親に性的虐待を受けていた娘が、遂には父親を絞殺した事件である。
父親は、娘が自分から離れないよう常に監視し、世間から隔離した閉鎖的環境を作っていた。
ところが娘が大人になり就職したことで、世間を知り、また同世代の男性と恋も経験する。
娘が裁判で語った言葉である。

「普通の女の生活は、こんなに明るく楽しいものかと思いました。
職場の女性が恋愛だとか、デートだとか、青春だとか、幸せそうに話し合っているのです」

なんとも胸が痛む話ではないか。

*****

以前書いた、この項の後半部分を読んで欲しい。

自己愛性人格障害(041) 人格に「も」障害が

二十歳そこそこの娘が、ひとりで障害のある父親の世話をしており、
生活保護が唯一の収入源である。
実は、この時、この栃木の事件のことがボクの頭にあった。

同い年くらいの女性は、おしゃれをして、
デートを楽しんだり、買い物をしたり、青春を謳歌している。
そういう楽しみを知らずに、父親に束縛されている。

だから、ボクは彼女をデートに誘い、レストランで食事をし、
狭い交友関係が広まればいいと思い、
ボクがよく行く六本木の店に連れていき仲間にも紹介した。
帰りはタクシー代を渡して帰路についてもらった。

上からの物言いで申し訳ないが、
彼女にとっては、いずれも初めての経験だったらしく、
楽しんでくれたみたいで、とても喜んでいた。
それが、父親の逆鱗に触れた。

なぜ自分の娘が楽しんで喜んでいるのが逆鱗に触れるのか?
父親は、娘が外の世界を知ることを恐れていたからである。

*****

北朝鮮が情報を遮断し、国営放送1局なのはなぜか?
北朝鮮の国民は1988年にソウルでオリンピックが行なわれていたことも知らない。
中国人留学生に「天安門事件を知ってるか?」と聞くと、
日本に来てから初めて知ったと答えた。

外の世界を知ると、自国の状況が異常だということがバレる。
だから外の世界を知らせないよう情報を遮断する。
北朝鮮の国民は、偉大な首領様のおかげで、
自分たちが世界で最も自由で豊かだと信じている。

なぜ、このような項目を書いたかといえば、
前項のコメント欄の、みかんさんのコメントがきっかけです。

10代の頃は母親を信じていたので言いなりだった。
20代で社会や一般的な常識、他人からの優しさを知るうちに疑問を持つようになった。
30代で子供を持った今は、はっきりと母親は異常だと確信した。

三船美佳ちゃんが朝のテレビに出ていた。
あれ?こんなに表情豊かな明るいコだったっけ?と驚いた。
彼女は16歳で結婚しているので、
人生において夫以外の男性をほとんど知らなかったのだろう。
だから夫の言動がモラハラだと気付くのに時間がかかったのではないか。
それが芸能界で様々な人と交流が出来るに従って、
自分の夫が普通ではないということに気付いた。
今は、その抑圧から解放されてイキイキとしているように見える。

改めて、外の世界を知るというのはとても大切だと思った。
ちゃんとした人と接してみると、
いままで、自分が、いかに異常な連中と接していたかがわかる。

寺山修二は「書を捨てよ町へ出よう」と述べたが、
みんなには、人格障害者どもを捨てよ町へ出よう、と言いたい。
他の人、他の世界を知れば、何が普通かが理解できる。
少なくとも比較対象があれば、自分の位置がわかる。

Posted on 2015-12-27 | Category : ブログ | | 10 Comments »
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コメント10件

 From somewhere | 2015.12.27 20:32

せんち さん
普通人と付き合っていて、なんとなく相手と自分が合うか合わないかを見極めつつ距離を縮めて行きますが自己愛はたまたま向かいにいたら即友達と思ってしまう。相手を自分の思い通りに動かすので、相手と自分が合うか合わないかは関係ない。反抗するととことん攻撃してきます。

 まるたん | 2015.12.30 23:33

せんちさん、お久しぶりです。

障害のあるお父様にせんちさんが仰ったように
私も義母に「間違っている!」と、はっきり言えたら良かった。
嫁は弱い立場だと萎縮していましたが、それこそが間違っていたのかもしれません。
人格障害者たちといると、自分が正しいのか分からない世界に連れていかれます。

何度思い返しても、悔しいし納得いかないことばかりです。

  | 2016.01.01 9:02

明けましておめでとうございます。

本年も皆さんにとって、人格障害者に満ち溢れた一年になります様に…はならない様に願います(笑)

 ロッドユール | 2016.01.03 16:03

せんち様

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

せんちさんにご報告があります。
とうとう夫を長年の姑の洗脳による支配から救出する事が出来ました。

別居してほぼ2年、1人で自分と向き合って考えていた時に、姑から不条理な言葉の攻撃があって気がついたようです。
そこからは、芋づる式に本当の事が見えて来て、自分の母親が自分の事しか考えない人間で、夫は母親に道具として利用されていただけだったという事にたどり着いたみたいです。

夫はこれから自分の母親と脱出後の戦いが始まるようです。
私も出来る限り夫の力になってあげたいと思っています。

現実はまだ完結していませんが、とりあえず一区切りついたので、私の姑からの脱出ブログですが、公開させて頂こうと思います。
姑が自己愛だった場合の事例として、自己愛に悩まされている皆さんに読んで頂ければと思います。

リンクの仕方が分からないので、URLを貼らせて頂きますね。
タイトル「自己愛性人格障害の姑からの脱出」
http://ameblo.jp/y-tkhs42/

 せんち | 2016.01.04 6:52

あけましておめでとうございます。

*** from soemwhereさん
自分をワッショイしてくれる人が合う人。
自分の思い通りにならない人が合わない人。
だから離れるしかない。

*** まるたんさん
早く忘れて人生の次のステップに進むべき・・・
と一般論を言いたくなるところですが、
そしてまさにそれは正しく、そうすべきなのですが、
そんなんじゃすまねーんだよと言いたいところです。

*** iœさん
iœさんからコメントを頂くようになって付き合い長いですよね(笑)

*** ロッドユールさん
桜田淳子が宗教にはまったのは姉の影響だそうです。
姉は脱会したと偽装して安心させ桜田淳子をオルグしたそうです。
ダンナ様も本当に大丈夫なのか、しっかり見張ってください。
ボクもリンクページに加えてもらうようお願いしました。

 ロッドユール | 2016.01.04 17:11

せんち様

ご忠告ありがとうございます。
せんちさんのご懸念通りです。
なぜなら、おとといちょっとした事で夫は姑の真意が汲みとれず騙されていましたから。
私もまだまだ油断できないと思っています。

洗脳が解けたと言っても、まだ私の立場で物事を考えられるようになったというだけの段階なんですよね。
夫が姑の真意を見抜いて操られないようにならなければ同居は出来ないと思います。

ブログ公開して、早速まるたんさんがコメントしてくれました。
私以上に辛い思いをしていらっしゃるお話しを聞いて胸が痛くなりました。

 まるたん | 2016.01.04 20:23

せんちさん、ロッドユールさん

せんちさんのブログにコメントをさせていただいてから、
皆さんが私へコメントをくださり、
ロッドユールさんのブログにお邪魔させていただき話を聞いてくださったり…と、
皆様にお世話になりっぱなしで、心から感謝申し上げます。

せんちさん
離婚手続きが終わったらご報告したいと思っておりましたが、
ロッドユールさんのブログにコメントしたのですが、
現在離婚協議は弁護士を通して行っております。

せんちさんとサムさんが忠告してくださったように終わりには出来ませんでした。
お陰で、主人たちは作り話や話の論点をズラすばかりで
話し合いにもならず困らされてますが、正攻法で出来るところまで頑張りたいです。

 あいうえお | 2016.01.06 18:39

人格障害のチェックリストに当てはまってる人との会話というか関わってるとき思ってたのは、こんなこと世の中にあるの?でした。私がちゃんとやったことをやってないことにしてくる、私が他人にほめられた後、凄く恨みのこもった目つきで睨んでくる、連絡事項があり電話に出るとなんでもっと早く出ないんだとキレられる(ちなみにほかの人にはそんなこと言われたことありませんし、そんなに遅かったと思えない)、あとアレは他人の過去の失敗談を私に耳打ちするのと他人が孤立してるのを見るのと私に謎の説教をするのが大好きでした。そして私が嫌われ者になると態度が変わったのを覚えています。それまでの揚げ足取りの発言はなくなり急に普通の人に変化しました。よかった、いい人に変わったんだとホッとしていましたが、アレとかかわりがなくなったころ、友人と二人で歩いていると後ろから急に呼び止められ誰かと思って振り向くとアレでした。まるで親でも殺されたかのような目つきで睨んできてびっくりしたのですが私の近況をチェックするための質問をしてきたので答えると(アホだった私は答えてしまった、相手しなきゃよかったのに、このころにネットでもみてこの障害を知ってればよかった・・・)ああ?だのなんでそんなことしてんだよ?などと特に変なこといってないのにキレてきました。隣で友人が何この人?みたいに首をかしげていると気付いたんでしょうね、別の方向に歩いて行きました。私が今でも悔しいのはアレの言うことを真に受けてたことです。
ちなみに私が普通の人と会話してるときは何も感じません、アレと会話してるときのように意味不明な説教をしないし、多少失敗してもそんなにキレないし、私がちゃんとやってるのをやってないことにしないし普通に何も感じなく過ごせます。アレは確かに今思うとほんと~にダルイ子でした!nidotokakawaritakunaidesune!

 清里 | 2016.01.13 8:21

せんちさんおはようございます。今日も自己愛は元気にモラハラを繰り返しています。
周りの悪口を言わないと死んじゃう病気なんでしょうね、ごますり悪口ごますり悪口、自分よりできる年下の子には嫉妬して陰でこき下ろし。
もうだれも自己愛の話を信用していないのに、面の皮が厚いのか気にする様子もなし。本当に怖い病気何だなと。
他人の事ばかり気にしている暇があったら自分のことをやった方が有意義だと思うのですが…。

 清里 | 2016.05.09 18:26

せんちさんこんばんは。
自己愛は怖い恐ろしいというサイトが多い中、このブログは自己愛はこんなに馬鹿でしょうもないんだよと笑わせてくれるので気に入って読んでいます。
最近の自己愛は、インターネットで見た自己愛の特徴があんたに当てはまる!あんたは自己愛だ!と一人で喚いています 。
自分の病気を周りに押し付けようとするテンプレ行動ですね。
どう見てもあなたに全部当てはまってるでしょ。

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