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自己愛性人格障害(390) 仲直りしなよ

まずは本項を読む前にこちらを読んで欲しい。
(363) モラハラ 不機嫌アピール

人格障害者の嫌がらせのひとつに不機嫌アピールがある。不機嫌というのは雰囲気なので証拠が残らず、本人しかわからない。いや周囲の人もわかるだろうが、悪意が自分に対して向けられていない以上、そこまで深刻には捉えず、機嫌が悪いのだろうな程度しか思わない。

実は「(363) モラハラ 不機嫌アピール」 ここに登場する松井から、それとなしに友人を通じて和解らしきものを打診されたことがある。ワシはコイツの嫌がらせに一切反応することなく、普通に学生生活をエンジョイしていた。弓道も一生懸命練習していた。もちろん奴に仕返ししたり、嫌がらせを返したりなんか一切していない。あくまで無反応を貫いていた。ワシを含む皆が普通に学生生活をおくっている中で、松井が一方的な片思いで悪意を向けていたけである。そして嫌がらせが効果がないと思ったのだろう、そして同じ部員として集団で行動する事が多い中で、敵対する事が得策ではないと思ったのだろう。それとなしに和解「らしきもの」を友人を通じて伝えられたのである。

きっかけも不明で理由も不明、一方的に悪意を向けられ、みんなが同じ目標に向かって練習している部活において、一方的に嫌がらせを行ない、場の雰囲気を悪くする態度をとり、挙句の果てに和解したいとか、どれだけ自分勝手なのかと思う。そりゃあワシは何もしていないのだから、松井は自分の気持ち次第で和解することも抵抗ないだろう。しかしワシは今までの奴の嫌がらせや悪意ある周囲への不機嫌アピールをチャラにして、ハイそうですかと受け入れられるわけがない。そんなもの無視である。

人格障害者にとって無視されるのが最も耐えられない。理由なくターゲットを定め一方的に悪意を向ける。ワシは無視。神聖な弓道場における練習中でさえ嫌がらせをする。ワシは無視。そして一方的に和解らしきものを伝えてくる。ワシは無視。その間、ワシは何もしていないし、一切反応を見せていない。松井がひとりで騒いで、ひとりで暴れて、ひとりで仲直りしたいと、ひとりでタコ踊りをしていたのである。小中学生のイジメじゃあるまいし、まさか大学生にもなってこんな幼稚な奴がいるとは思わなかった。

松井とは4年間同じ部活にいながら、ほとんど会話を交わしたことがない。奴が大学卒業後に何をしているか知らないし、興味もない。こんな奴でも今は結婚して子供がいるのかもしれないが、奴の本性も知らずにバカだなと思うだけである。

同じ部活の仲間を悪く言いたくないが、正直に言うと、このような松井の言動を放置していた周囲にも失望を感じていた。部員の数が多かったので、その中で仲の良い悪いが生じるのは致し方ない。しかしそれを敢えて周囲にアピールし嫌がらせまでしていたのは松井ただひとりである。本人にしかわからない嫌がらせはともかく、周囲への不機嫌アピールは皆気付いていたはずである。あのわざとらしい大きな舌打ちを皆聞いているはずである。奴を放置していた点に限っては他の仲間とも少し心理的な距離を感じる。もうあの頃の事は忘れたい。

*****

人格障害者に狙われて、悪口を吹聴され、嫌がらせを受ける。こちらが反応しないと、おそらく自分のしていることに何らかの自己嫌悪「的」なものを感じるはずである。自分がどれだけ嫌がらせをしようと、どれだけ悪口を吹聴しようと、相手は何らダメージを受けずに生活を謳歌し人生を進めている。むしろ一生懸命に不機嫌アピールと嫌がらせをする自分が取り残されたような気持ちになる。そうすると今度は「過去を水に流す器の大きい俺」をアピールして、擁護するような発言をしだす。しかし「水に流すべき過去」は人格障害者側が作ったものである。喧嘩両成敗というが、この場合は人格障害者が一方的な加害者である。被害者が水に流すというのならわかるが、一方的な加害者側が「喧嘩両成敗だからお互い水に流そう」というのは筋が違うだろう。

ここからは松井とは関係なく一般論でワシの想像である。

おそらく和解を拒絶すると、人格障害者はまた怒り出す。せっかく自分から和解を申し出ているのに、相手はそれを拒否した!ウキーッ! 周囲の取り巻き連中も人格障害者に同情するだろう。「せっかく仲直りしようと言ってるのに、あの人が拒絶してる」と被害者がさらに悪者になる。被害者側からしてみれば、さんざ嫌がらせをされていて「ハイそうですか」と受け入れられるはずがない。しかし嫌がらせはしていない、悪口は言ってないと人格障害者は周囲に嘘をついているので、周囲からは「人格障害者さんは何もしてないのに、せっかく仲直りしようとしているのに、あの人が拒絶してるのよ」と、ますます被害者が悪者になる。結局周囲の人たちは、「あの人たちの仲が悪いのは被害者さんに原因がある」と思ってしまう。

Posted on 2018-09-14 | Category : ブログ | | 6 Comments »
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コメント6件

 ほのぼの | 2018.09.15 21:10

おっしゃる通りだと思います。
私は、仲直りではなく、もう一度”的”にする手段の一つだと思っています。周囲は扉が開いていないし、所詮他人事ですから自己愛を理解できないし、理解しようともしないと思います。今の私は、ちょうどその中にいますので。
相手や周囲が理解する事を諦め、一切関わらないのが正解と思う事にしています。

 逃亡成功者 | 2018.09.16 1:11

こんばんは^^

私はせんちさんのように強くなかったので、学生時代のクラスのBOSS的自己愛にタゲにされ、正直登校がユウウツなレベルでした。

向こうは「自分のことが大好きな筈」と最後まで思っていて、いい歳の大人になった今でもそう思っているそうです。(まったく好きではありません、むしろ腹立たしいです)

桜井さんという方もせんちさんに対して、「自分のことを意識しているクセにツンデレだ」と思ってたのではないでしょうか。

こちらが意識してなくても、あからさまに態度に出されると「え・・・何?」と思わず眉をしかめるくらいはやってしまいます。

心からの無反応ってけっこう難しくないでしょうか。自己愛は表情をよく読むので、いっさい感情を出さないというのがけっこう自制心も要り、辛いです。

 にゃーす | 2018.09.24 23:52

はじめまして。
会社の先輩に対してただの自己中とかではなく、病的な何かを感じており、あれこれ調べるうちにここに辿り着きました。彼女は外面は良いので、周りに相談しても理解されないかもしれず、むしろ誹謗中傷ととられかねないと思いネット検索をしていました。

そして、せんちさんが、色々と体験談を残して頂いたおかげで、彼女は自己愛だったことに確信を持てました。

それから、タイミングもありすぐに転職出来ず、気付いてからも我慢して仕事をしてましたが、それからもトラブルが多く(彼女の発言やルールがコロコロ変わる、彼女の記憶の改竄が原因なのに何故か私が彼女から叱咤される)、徐々に上司含む周りが気付きはじめてきました。

私から特に言いふらしたりはしてないのですが、自然と彼女が腫れ物扱いのような感じで、用事が無ければ話しかけない、彼女の担当の仕事でも他の人に依頼する、仕方なく話しかけるときは皆丁寧に対応等・・・見受けられるようになりました。

同時に彼女では私のところに周りが話しかけることが多くなったり(しょーもない雑談が多いけど)、陰で応援してくれる人も増えてきました。これは本当に有難いことです。

それを察知しているのか謎ですが、はたまたおもしろくないのか、最近、彼女からのパワハラが増してきてます。辛すぎて移動願いを出してきました。

これまた有難いことに、複数の部署から欲しいと言って頂いているので、部署移動も早期に出来そうです。「逃げるが勝ち」と言いますが、しみじみと本当にそうだなぁ~と感じてます。

長くなり、すみません。
彼女と出会うまで、こんな人格障害があることすら知りませんでした。こちらのブログでは実体験が記録されており、よーーく生態が分かりました。これからは自分が笑顔で過ごせることが、彼女への仕返しかと思い、自分と家族のために前向きにがんばろうと思えました。

ありがとうございました(^-^)

 せんち | 2018.09.25 2:03

*** にゃーすさん
コメントありがとうございます。
にゃーすさんが羨ましい。
ワシがリアルタイムの時は、全く気付かず、
もちろん人格障害など全く知識がありませんでした。
そして、ワシの文章を読んでにゃーすさんの扉が開いたとしたら、
本当に嬉しいです。
にゃーすさんのような人がもっと増えればいいなと思ってます。

 ねこモフ | 2018.09.25 8:35

>にゃーすさん
自己愛から逃亡出来そうでおめでとうございます。
私は派遣で働いていたのですが自己愛正社員のお局様から
かなり陰湿で暴力的なパワハラ被害を受け持病が急速に悪化し辞めました。
周囲の人が自己愛の理不尽さ身勝手さに気がついてくれたのは
よかったですね
自己愛に周囲が気がつきやすいというのは
仕事の業務分担が明確で責任の所在がわかりやすいのだと思います。
あと上司の方の管理能力が高いのでしょう。
これからも頑張ってください。

 アラフォー | 2018.10.08 11:13

はじめまして。
私は仕事場でこの記事でいう所の仲介役を自己愛女A(中年のおばさん)にそれとなく求められてるんだろうなという時がありました。
そもそもは私自身も彼女の万能感を満たすターゲットだったのですが、仕事上、男手が必要な場面で私が女性Bを手伝ったことが発端となり、自己愛女Aのあの女を楽させるなという一方的な怒りから(自分も同じことを私に頼るのに)AとBに亀裂ができました。
自己愛Aは私にBの悪口を散々愚痴たれてくる。被害者のBは被害者であるけど、Aの悪口は言いませんでした。
そしてその件も含め私もその自己愛Aから受けたストレスがたまりにたまってキレました。
…が私も一応男なので上っ面でも場の空気を悪くしないように以後も接していたのですが、
そんなこともあった後なのでそれなりの心の距離もあるわけでAは私と以前の関係に戻りたいと思っているのが見え見えで。(私にとっては単なる主従関係になってたので戻るつもりもありません)
そして、私相手に散々悪口を垂れてたBのことを急に私相手に褒めだしました。できれば皆と仲良くやりたいと思っている私のご機嫌をとるという目的のためですね。
自己愛Aのとった態度は私に対してもBに対しても失礼。失礼な対応で仲良くやりましょうともちかけられて仲良くやれるはずもなく。
最終的には自滅して自ら辞めていきました。

となんとなく似たエピソードが最近ありました。
この記事でいう所の部員さんたちの立場である私からすると、
もしかしたら、和解「らしきもの」が発生した経緯も桜井氏と部員で主様への対応についてなにかしら問答があったからなのかもと思わなくもない。
まぁ場の空気を悪くしないでくれというだけの話し合いであったかもしれませんが。
自己愛患者本人は別として、対応する周囲からすると年齢とか経験も含め当時の部員さんたちのその対応が精一杯だったかもしれませんね。

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