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自己愛性人格障害(066) 昨日、書店にて

昨日、用事があったもので代々木に出て、
ついでに紀伊国屋に行ってきた。

ボクは本屋さえあれば、いくらでも過ごせるタイプで、
読みたい本がいっぱいあって困る。
いくらアマゾンなどが発達しても、
実際に書店で知らない本と邂逅する喜びにはかなわない。

さて、紀伊国屋にて自己愛性人格障害の本をさがしてみた。
代々木の紀伊国屋は大きなビルがまるごと書店という、
おそらく全国でも類を見ない大型書店である。

ところが、そんな紀伊国屋ですら、 自己愛性人格障害の本が、ほとんどない。
2種ほどあったが、ほとんどが「境界性人格障害」に関する本であった。

自己愛性人格障害者が、
実に普通に社会に混在していて、被害が見えにくいため、
自己愛性人格障害への認識が薄いのだろう。

そして、境界性人格障害の本が、
いかに協力してそれを克服していくか、どう対処するか、
いわゆるHOW TO系であったことが象徴的であると思った。
境界性人格障害は、周囲の理解で改善するのだろう。
うまく対処すれば、充分に社会生活を営めるのだろう。
そのため、境界性人格障害への理解を深めるための本が多い。

ところが、自己愛性人格障害は、治らない。
対処のしようがないのである。
その人物の人格に深く浸透し、自己愛に染まり、
それを漂白することなど不可能だから、本にならないのだろう。

自己愛性人格障害に立ち向かった人たちは、
ことごとく徒労に終わって、結局は無理だと悟っている。
そして数少ない自己愛性人格障害に関する書物でも指摘されている通り、
最善の方法は「逃げる」しかない。

縁を切らなければ、精神的にも、経済的にも、
大きくダメージを受けることになる。

以前紹介した「良心をもたない人たち」という精神科医の著書も、
結論は、「人格障害者に大切な時間や財産を委ねてはいけない」である。

いかに対処するかという記述よりも、
いかに人格障害者を見分けるかの記述に多くページが割かれている。

おそらく自己愛性人格障害者を改善させることは、
ローマ法王を改宗させるくらい、ありえないことなのであろう。

Posted on 2012-12-21 | Category : ブログ | | 6 Comments »
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コメント6件

 焼酎仮面 | 2012.12.21 12:07

被害者として
韓国・中国・台湾 同じ日本が統治下に於いた国である。
しかし、奴隷ではない。インフラも同じように教育でも韓国・中国・台湾、同じように教育したに違いない。では、なぜ、被害者意識が3カ国でちがうのだろう。台湾から感謝され、韓国からは非難され中国からは極端な非難を浴びる。尖閣問題では暴動が起きたが、韓国では竹島で大規模なデモは起きなかった。韓国も被害者意識は、中国の様に永遠と続くのだろうか?
確かに、自己愛性人格障害者の被害者の方は、悲惨なものである。
『逃げること』は被害者を増やすだけであり、何の解決策にもならない。
これは、私の言葉ではないが記載する。
日本精神学会の超権威ある先生より、たまたまだが、食事を共にした時の話である。『ゲーム機を(DS)などを毎日15分以上した場合、脳内の興奮物質のコントロールが効かなくなり、特に、ドーパミンの分泌が止まらなくなる。ので、若年層を中心に切れる子が増えてきている』と説明を受けた。人は習慣性で脳までもがコントロールされるのである。
催眠術も脳のコントロールで、自己愛性人格障害者が、
催眠術で、自己愛に目覚めるだろうか?→その答えは、おそらく『No』である。
ローマ法王は、科学を否定しない。いま流行りのIP細胞も認めている。
人間は、所詮、数千兆の元素の固まりなのである。難病とされた、すい臓癌なども重粒子光で治る。これは、医学ではなく、物理の世界である。
自己愛性人格障害者を特別視することは(復活の見込みがないなど)
とても危険な発想であり、被害者意識の強い中国と同じである。
但し、感情のもつれや、怒りは理解でき、それを否定するものではない。
最後に身近な事を
『温泉・入浴中に怒る人はいない』
『食事をしていて怒る人はいない』
自己愛性人格障害者は、上記条件で自己愛を発揮するか?はなはな疑問であるが、被害者の感情も理解できる。

 せんち | 2012.12.21 12:36

*** 焼酎仮面さん
まず、自己愛性人格障害は、認知症とはまったく異なります。
人間多かれ少なかれ、自然現象として老化に伴う認知症は発症します。
それ自体は害はないし、人格障害と異なり、それと認識して対応できます。
物忘れをウソとを同列に語ること自体、ナンセンスです。
韓国と中国の反日は、政治的要因と、
時代錯誤の小中華思想によるもので、
けして日本に原因があるわけではありません。
政治カードとして有効性がある限り、
どれだけ謝罪しようが、賠償しようが批難は永遠に続くでしょう。
つまり、対処しようがないのです。
隣に国があるので逃げたくても逃げれないため、
仕方なく相手をしてますが、
これが普通の人間関係だったら無視して逃げるしかないと思います。
ボクは、焼酎仮面さんと異なり、
人格障害者に同情の感情は一切持てません。

 ゆき | 2013.01.13 4:29

他人様のブログでの横槍は控えるようにしているのですが、焼酎仮面さんのコメントは何を焦点にしたいのかが全く分かりません。
政治的な話を書いたかと思えば「超権威ある先生がゲーム脳」とか「医学ではなく物理の世界」と言い出す上に、最後には「被害者意識の強い中国と同じ」とあちこちに話が飛ぶ様な状態ではまともな論議はできません。
そして何より「『逃げること』は被害者を増やすだけであり、何の解決策にもならない」と断言するなら、ご自身が自己愛性人格障害者と半年ほど寝食を共にしてみてください。それでも同じことが言えるなら多少は論議もできると思います。
せんちさん、横槍大変失礼しました。

 せんち | 2013.01.13 14:48

*** ゆきさん
コイツ、変だから放っておいてください(笑)

 匿名 | 2013.01.14 1:39

恐怖を感じます 参照
すぐに暴露されるってことです

  | 2013.01.14 11:11

引用 
議論にならない
自分が他者に置き換わる 
虚言・・・
記事やコメントに溢れている事です。
嘘をつく 
記事を読んでいて最近思うのですが・・
本人は嘘をついている気はなく その瞬間は別の人間になっているのでしょう。
別人格という意味ではなく 気持ちの揺れがそう表現する。
小さい子が空想と現実がごちゃまぜになる時 ありますよね
始末に終えないのが大人になっていて 知識と言語が増える事
攻撃も半端じゃないし 受けるこちらも 言い返して議論が成立するのが普通だからその普通の認識で言ってしまうと 見えてきてしまうのではないでしょうか。
こっちがおかしいと思うから言えば言うほど 変な理屈がでてくるのが特徴ですよね。
何が何でも自己防衛反応 というところでしょうか・・
誇大になったり 素晴らしい他人を自分にして表現したり 
見聞きしたもの これも自分で素晴らしいと思ってるもの
単純に素晴らしい自分を維持するためだけの言動。
つじつまが合わなかったり 今ここで言う? 議論にならないのは
今起きていることの意味や言語が理解できないから
それどころじゃない 落ちる自分やコンプレックスがさらされるのが我慢ならない
不安と恐怖のカタマリ かもしれないですね。
言っても言わなくても無駄なのは 対象になる目の前の相手は存在せず
常に自分。
コミュニケーションがとれない 対人関係が結べない というのは
目の前にいる他人を こちらと同じように認識できないのではないでしょうか?
しゃべりまくる 自分の持論だけ展開する
しかもそれは自分がすべて正しい
自分しか見えないのに自分自身が不安定
地面のない世界に立ってるようなもんです。
よく 今の俺だけを見ろ なんて言ったりします。
それなりの人が言えば 心に響くものですがー
言葉の使い方は おかしいのです。
世界が切り取られていて連続してない
そりゃ足元が無いもの。
その場その場でパズルのピースを持ってきては これが正解だとむりやりはめ込む。
だけどあってないから ふさわしい場面が出来上がらない。
型も合ってない。
メチャクチャの画面を 立体的にも平面になりません 浮いちゃいます。
これが正しいと言いはるのは ピースを持ってきた人
みんながおかしいといっても聞きはしません。
別の場面では また違うピースを持ってきて無理やりはめ込む。
どこかで見たから ピースである事はわかるけど 場面には合わない。
いくつかの繋がるべき認識の線が欠けてるのかもしれませんね。

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