自己愛性人格障害(013) 被害者が優先
自己愛性人格障害者は、存在する。 人格障害者ウッキーは、 最初は、そいつ特有の性格、性質、病質かと思っていた。 しかし、それを扱った書籍が数多く出版されていること、 そしてネットでは被害報告が多数なされていることから、 同様の人物が、ある一定の割合で存在することが伺える。 少なくとも珍しいことではないのだろう。 そして、その特徴を当てはめてみると、 誰もがそうだったのかと納得出来るくらい、 類型化されている、一分野となっている。 珍しいことではないのだ。 確かに、自己愛性人格障害者は哀れだと思う。 しかし、確実に被害者がいるのである。 いじめで自殺に追い込んだ大津の皇中事件。 いじめた本人の実...... read more
自己愛性人格障害(012) この障害は治るのか?
自己愛性人格障害者の被害にあった人は、 離れてから、そうだったのかと気付くパターンがほとんどだという。 かくいうボクも、もうコイツは無理だなと、 関係を切った後に、それでも残った違和感が払拭できず、 いろいろ調べていくうちに、まさにこれだと行き着いた。 自己愛性人格障害は治るものなのか? 精神科医は、言わないだけで、 はっきり不可能だということを知っているはずだ。 治療を不可能にしている大きな要因は、自覚症状がないという点である。 自覚症状がないからこそ、自己愛性人格障害なのだが、 他人の目から見て違和感があっても、本人は普通だと思っている。 これでは治療のしようがない。 虚言癖があっても、自...... read more
自己愛性人格障害(011) 演技くさい言動
自己愛性人格障害者の特徴のひとつとして、 動作や行動が演技臭くてわざとらしいことが挙げられる。 とにかく良い人アピールがウザい。 それを、きちんとした場で言うのではなく、 さりげなく、独り言を装ったり、 まわりに聞こえる大声による(聞いてるほうが)不愉快なほのめかし、 しつこく繰り返されるはっきり言わない責任回避の言い訳。 前回紹介した「セレブ・モンスター」は、 特に精神医学の視点からの本ではないのだが、 三橋歌織の言動様子を記述した数々の事柄が、 著者の意図とは別に、自己愛性人格障害の症例と見事な合致を見せている。 特に印象強かったのが、 とあるコンパでたまたま同席した女性が感じた三橋歌織...... read more
自己愛性人格障害(010) 三橋歌織の場合
自己愛性人格障害は、 場合によってはサイコパスと英訳される。 サイコパスといえば、 ヒッチコックの映画で「サイコ」とあるとおり、 残虐な犯罪者という響きがある。 その通り、自己愛性人格障害は犯罪者と紙一重な部分がある。 いや、ボクが採り上げたいのは、 そんな「わかりやすい」サイコパスではなく、 一般人の仮面を被って紛れ込んでいるサイコパスである。 ここで「わかりやすい」サイコパスの例として、 渋谷セレブ妻の夫バラバラ殺人事件の犯人、三橋歌織を採り上げる。 写真の本「セレブ・モンスター」の副題が、なんと、 「夫バラバラ殺人犯、三橋歌織の事件に見る、反省しない犯罪者」である。 反省しない犯罪者...... read more
自己愛性人格障害(009) 変われない変わらない
自己愛性人格障害 ボクの経験から言えば、そういう人たちは一生変わらない。 人生のどの地点で方向性がそこに向かったか知る由もないが、 ボクが変えようとした努力は全て徒労に終わった。 その原因のひとつに、自覚症状が皆無であることが挙げられる。 自覚があれば、まわりの協力と本人の努力で改善するかもしれない。 しかし、自覚がない場合は、改善の必要性を認識しないのである。 むしろ改善するということは、今はダメだということであり、 それは自己愛性人格障害者にとって、 けして認めることができないことなのである。 私は何も間違っていない。悪くない。 むしろ改善が必要なのはまわりの人たちだと。 ボクは医者でもな...... read more
自己愛性人格障害(008) 相手の感情
話題が飛んだり横道にそれるが、ご勘弁を。自己愛性人格障害の特徴として、 相手の感情を考えられないというものがある。私が、私が、という話題は得意だが、 相手の立場での思考ができない。自己愛性人格障害者は、その場を逃れるために虚言を弄する。 辻褄が合うかどうかなどは二の次で、 とにかく目の前にある責任を逃れるためにウソをつく。 罪は素直に認め、反省を見せるのが相手の怒りを買わない最前策である。 ウソでその場を逃れても、後々には良い結果とならない。 自己愛性人格障害者はそれがわからない。 とにかく否を認めることができず、 相手の気持ちに立っての思考ができないのである。 地下鉄サリン事件は大量殺...... read more
自己愛性人格障害(007)「良心をもたない人たち」
この本は、現在絶版だが、その筋では有名な著書らしい。 ボクも読んでみた。 副題は「25人に1人という恐怖」とある。 これがどういう統計かは別として、 ある一定の割合、少なくともボクがぶつかるくらいには、 世の中に普通の顔をして存在することは確かだ。 書名で検索してみると、 この本にショックを受けた人、 そして、そうだったのかと納得する人(これがボク)、 様々な反応がヒットするので、 やはり一定の割合で世間に存在することは確実である。 いじめを苦にして少年が自殺した大津の事件。 加害少年の母親は、その否を認めず、 むしろ相手が悪いというビラを校門前で撒いた。 加害少年の一人は、転校先でもいじめ...... read more
自己愛性人格障害(006) 障害ではない
自己愛性人格障害という呼称について。 ボクからしてみれば、ただのキチガイと言いたいのだが、 このような立派な名前がついている。 それにしても、「障害」というのは、 医学上、 何らかの呼び名が必要だったからであろうが、 その言葉の意味するところには、 「図らずもそうなった」という意味が込められている。 しかし、自己愛性人格障害は、名称こそ「障害」とついてはいるが、 事故や何かで身体に障害を追ったり、 生まれながらに負っている障害とは全く性格が異なる。 自己愛性人格障害は、環境が生む後天的なものであり、 関係する人々、組織を破壊する危険な障害なのである。 ガンなどといった個々人の病気ではなく、 ま...... read more
自己愛性人格障害(005) その特徴
自己愛性人格障害とは、 「人格障害」という言葉が強過ぎるからだろうか、 自己愛性パーソナリティ障害とも表記される。 こんな偽善的な言い換えは好きではないのだが、 ウィキペディアではこのような表記になっている。 しかし、実際に接した立場で言えば、 こんな病気みたいな名前をつけないで、 キチガイだとはっきり言えばいいのにと思う。 ウィキペディアに掲載されている、その特徴を挙げる。 (1)自己の重要性に関する誇大な感覚 業績や才能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず、 優れていると認められることを期待する (2) 限りない成功、権力、才気、美しさ、 あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。 ...... read more
自己愛性人格障害(004) 伴う虚言癖
虚言癖を伴う人格障害者は、本当にどうでもいいような嘘をつく。 例えば、「高校時代にインターハイに選ばれたけど怪我で辞退したんだよね」 このような、明らかな嘘だけど、嘘だと証明できない嘘をつく。 こちらとしては、どうでもいいことだから、ふーんと受け流す。 それで嘘がバレなかったと得意になる虚言癖。 どうでもいいことなのだから、そこは突っ込まずに、 嘘だとわかっていても、いちいち指摘しないのが社会人の対応であろう。 しかし、その嘘は、澱のように対象者の心に厚く沈殿していく。 ひとつひとつは些細な嘘でも、 それが堆積すると、コイツは信用ならん嘘つきだという印象になる。 それが些細な自慢話のレベルな...... read more
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