自己愛性人格障害(013) 被害者が優先

自己愛性人格障害者は、存在する。 人格障害者ウッキーは、 最初は、そいつ特有の性格、性質、病質かと思っていた。 しかし、それを扱った書籍が数多く出版されていること、 そしてネットでは被害報告が多数なされていることから、 同様の人物が、ある一定の割合で存在することが伺える。 少なくとも珍しいことではないのだろう。 そして、その特徴を当てはめてみると、 誰もがそうだったのかと納得出来るくらい、 類型化されている、一分野となっている。 珍しいことではないのだ。 確かに、自己愛性人格障害者は哀れだと思う。 しかし、確実に被害者がいるのである。 いじめで自殺に追い込んだ大津の皇中事件。 いじめた本人の実...... read more

Posted on 2012-09-10 | Category : ブログ | | 3 Comments »

自己愛性人格障害(012) この障害は治るのか?

自己愛性人格障害者の被害にあった人は、 離れてから、そうだったのかと気付くパターンがほとんどだという。 かくいうボクも、もうコイツは無理だなと、 関係を切った後に、それでも残った違和感が払拭できず、 いろいろ調べていくうちに、まさにこれだと行き着いた。 自己愛性人格障害は治るものなのか? 精神科医は、言わないだけで、 はっきり不可能だということを知っているはずだ。 治療を不可能にしている大きな要因は、自覚症状がないという点である。 自覚症状がないからこそ、自己愛性人格障害なのだが、 他人の目から見て違和感があっても、本人は普通だと思っている。 これでは治療のしようがない。 虚言癖があっても、自...... read more

Posted on 2012-09-10 | Category : ブログ | | 10 Comments »

自己愛性人格障害(011) 演技くさい言動

自己愛性人格障害者の特徴のひとつとして、 動作や行動が演技臭くてわざとらしいことが挙げられる。 とにかく良い人アピールがウザい。 それを、きちんとした場で言うのではなく、 さりげなく、独り言を装ったり、 まわりに聞こえる大声による(聞いてるほうが)不愉快なほのめかし、 しつこく繰り返されるはっきり言わない責任回避の言い訳。 前回紹介した「セレブ・モンスター」は、 特に精神医学の視点からの本ではないのだが、 三橋歌織の言動様子を記述した数々の事柄が、 著者の意図とは別に、自己愛性人格障害の症例と見事な合致を見せている。 特に印象強かったのが、 とあるコンパでたまたま同席した女性が感じた三橋歌織...... read more

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自己愛性人格障害(010) 三橋歌織の場合

自己愛性人格障害は、 場合によってはサイコパスと英訳される。 サイコパスといえば、 ヒッチコックの映画で「サイコ」とあるとおり、 残虐な犯罪者という響きがある。 その通り、自己愛性人格障害は犯罪者と紙一重な部分がある。 いや、ボクが採り上げたいのは、 そんな「わかりやすい」サイコパスではなく、 一般人の仮面を被って紛れ込んでいるサイコパスである。 ここで「わかりやすい」サイコパスの例として、 渋谷セレブ妻の夫バラバラ殺人事件の犯人、三橋歌織を採り上げる。 写真の本「セレブ・モンスター」の副題が、なんと、 「夫バラバラ殺人犯、三橋歌織の事件に見る、反省しない犯罪者」である。 反省しない犯罪者...... read more

Posted on 2012-09-10 | Category : ブログ | | 2 Comments »

自己愛性人格障害(009) 変われない変わらない

自己愛性人格障害 ボクの経験から言えば、そういう人たちは一生変わらない。 人生のどの地点で方向性がそこに向かったか知る由もないが、 ボクが変えようとした努力は全て徒労に終わった。 その原因のひとつに、自覚症状が皆無であることが挙げられる。 自覚があれば、まわりの協力と本人の努力で改善するかもしれない。 しかし、自覚がない場合は、改善の必要性を認識しないのである。 むしろ改善するということは、今はダメだということであり、 それは自己愛性人格障害者にとって、 けして認めることができないことなのである。 私は何も間違っていない。悪くない。 むしろ改善が必要なのはまわりの人たちだと。 ボクは医者でもな...... read more

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自己愛性人格障害(008) 相手の感情

話題が飛んだり横道にそれるが、ご勘弁を。自己愛性人格障害の特徴として、 相手の感情を考えられないというものがある。私が、私が、という話題は得意だが、 相手の立場での思考ができない。自己愛性人格障害者は、その場を逃れるために虚言を弄する。 辻褄が合うかどうかなどは二の次で、 とにかく目の前にある責任を逃れるためにウソをつく。 罪は素直に認め、反省を見せるのが相手の怒りを買わない最前策である。 ウソでその場を逃れても、後々には良い結果とならない。 自己愛性人格障害者はそれがわからない。 とにかく否を認めることができず、 相手の気持ちに立っての思考ができないのである。 地下鉄サリン事件は大量殺...... read more

Posted on 2012-09-10 | Category : ブログ | | 1 Comment »

自己愛性人格障害(007)「良心をもたない人たち」

この本は、現在絶版だが、その筋では有名な著書らしい。 ボクも読んでみた。 副題は「25人に1人という恐怖」とある。 これがどういう統計かは別として、 ある一定の割合、少なくともボクがぶつかるくらいには、 世の中に普通の顔をして存在することは確かだ。 書名で検索してみると、 この本にショックを受けた人、 そして、そうだったのかと納得する人(これがボク)、 様々な反応がヒットするので、 やはり一定の割合で世間に存在することは確実である。 いじめを苦にして少年が自殺した大津の事件。 加害少年の母親は、その否を認めず、 むしろ相手が悪いというビラを校門前で撒いた。 加害少年の一人は、転校先でもいじめ...... read more

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自己愛性人格障害(006) 障害ではない

自己愛性人格障害という呼称について。 ボクからしてみれば、ただのキチガイと言いたいのだが、 このような立派な名前がついている。 それにしても、「障害」というのは、 医学上、 何らかの呼び名が必要だったからであろうが、 その言葉の意味するところには、 「図らずもそうなった」という意味が込められている。 しかし、自己愛性人格障害は、名称こそ「障害」とついてはいるが、 事故や何かで身体に障害を追ったり、 生まれながらに負っている障害とは全く性格が異なる。 自己愛性人格障害は、環境が生む後天的なものであり、 関係する人々、組織を破壊する危険な障害なのである。 ガンなどといった個々人の病気ではなく、 ま...... read more

Posted on 2012-09-10 | Category : ブログ | | 13 Comments »

自己愛性人格障害(005) その特徴

自己愛性人格障害とは、 「人格障害」という言葉が強過ぎるからだろうか、 自己愛性パーソナリティ障害とも表記される。 こんな偽善的な言い換えは好きではないのだが、 ウィキペディアではこのような表記になっている。 しかし、実際に接した立場で言えば、 こんな病気みたいな名前をつけないで、 キチガイだとはっきり言えばいいのにと思う。 ウィキペディアに掲載されている、その特徴を挙げる。 (1)自己の重要性に関する誇大な感覚 業績や才能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず、 優れていると認められることを期待する (2) 限りない成功、権力、才気、美しさ、 あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。 ...... read more

Posted on 2012-09-10 | Category : ブログ | | 1 Comment »

自己愛性人格障害(004) 伴う虚言癖

虚言癖を伴う人格障害者は、本当にどうでもいいような嘘をつく。 例えば、「高校時代にインターハイに選ばれたけど怪我で辞退したんだよね」 このような、明らかな嘘だけど、嘘だと証明できない嘘をつく。 こちらとしては、どうでもいいことだから、ふーんと受け流す。 それで嘘がバレなかったと得意になる虚言癖。 どうでもいいことなのだから、そこは突っ込まずに、 嘘だとわかっていても、いちいち指摘しないのが社会人の対応であろう。 しかし、その嘘は、澱のように対象者の心に厚く沈殿していく。 ひとつひとつは些細な嘘でも、 それが堆積すると、コイツは信用ならん嘘つきだという印象になる。 それが些細な自慢話のレベルな...... read more

Posted on 2012-09-10 | Category : ブログ | | 3 Comments »