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自己愛性人格障害(160) 佐村河内 その3

うかうかしている内に、
佐村河内が記者会見をするなど事態が進行している。
この記者会見が、これまたツッコミどころ満載で(笑)、
まさに人格障害者の言い訳であった。
この記者会見に関しては改めて触れる。

佐村河内は全く音楽的才能がなく、
譜面も読めず楽器も弾けない。
しかしテレビのドキュメンタリーでは、
当然音楽家としての仕事風景の映像が必要だ。

佐村河内の作曲作業というのは譜面を書くのではない。
薄暗い部屋で胡坐をかいて、
瞑想したり、頭をガンガン壁に打ち付けたり、
そんな奇行の末に曲が天から舞い降りてくるのを待ち、
絶対音感をたよりに採譜するそうだ。

ボクも映像を見たが、
すべてが演技くさいのである。
もちろんボクは事実が発覚した後に見たからかも知れないが、
普通に演技くさいのである。

*****

お笑い芸人が嫌われる要素のひとつとして、
わざとらしい関西弁というのがある。

ある時、ボクの会社に、
関西出身のヘルパーさんが登録してきたことがある。
すると人格障害者ウッキーは、
初対面の人に対しては常にそうであるように大袈裟な声を出し、
「そうなんや~関西の人なんや~」と、
突然、関西弁で話し出したのである。

普段は全くそういう言葉で話していない人格障害者ウッキーが、
エセ関西弁で話しだした。

人格障害者ウッキーが相手の機嫌をとろうとするときは、
すべての言動が演技くさく、また、わざとらしい大袈裟なものなのだが、
佐村河内にも、その時と同じ嫌悪感を覚えるのである。

わざとらしく、 演技くさい、 大袈裟な言動。

これが相手に嫌悪感を抱かせるという事が、
人格障害者にはわからない。
そしてその演技は相手に対してではなく、
演技をしている自分自身に向けられ、
それに陶酔しているようにすら思える。

*****

このわざとらしく演技くさい大袈裟な言動に共通する点として、
言動のみならず、自分の見せ方にも同様のことを感じる。

佐村河内が自称していた自分のプロフィールは、
両耳がほとんど聴こえない障害者であること。
常に手に包帯を巻き、杖をついて足を引きずって歩く。
被爆二世であること。

このどれもが、普通の人が追及しずらい要素である。
多少のことは可哀想だからと見逃したくなる。
同情心を喚起するそんな効果を狙ってのことであろう。

果たして人格障害者ウッキーはどうか。
足に障害があり、常に足を引きずって歩く障害者であること。
母親が自殺していること。
小さい頃からイジメを受けていたこと。

足の障害者であること以外は自称だが、
事の真偽はともかく、これら障害や不幸をアピールして、
同情で相手の口をふさぐ手法は、
佐村河内と人格障害者ウッキーと同じなのである。

何度でも言おう。
ボクは障害を利用する奴が大嫌いである。
自身の障害を利用する奴。
他人の障害を利用して偽善の同情を示す奴。
どちらも最低の連中である。

聾唖の作曲家だろうが、義手のバイオリニストであろうが、
盲目のピアニストであろうが、あるいは黒人の演歌歌手であろうが、
評価されるべきは音楽である。
その音楽を、正当に音楽として評価することこそが、
真の意味での偏見や差別をなくすという事ではないだろうか。

Posted on 2014-03-10 | Category : ブログ | | 7 Comments »
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コメント7件

 蘭丸 | 2014.03.10 16:29

>同情で相手の口をふさぐ手法は、

コレ!コレなんです。
我々がコレをやろうとするとどうしても出来ない、人格障害者の嘘より本格的に嘘くさくなってしまう(嘘がつけない)のに、彼らはしれっとコレをやってのける。

彼らに「障害だろうが関係ない。このくらいできるだろうし対等の人間なんだからコレやってね」と諭そうものなら、ウッキーはたぶんウッキー!ってなるんでしょうけど、私の遭った自己愛の場合は泣いて済まそう(立場を有利にしよう)としたり、やっても不機嫌に行動をして、やらないように済まそうと企でいるように見えた。

彼らがしたくない行為の為に、ウッキー!ってなるのも泣かれるのも不機嫌になるのも、そういう風に騒がれると我々被害者がまるで悪い事をしているかのような錯覚に陥る。或いは、私の場合、もう騒がれてこんな面倒な思いをするのなら、彼らに頼まずに自分でやってのけた方がマシだと思って、自分でやってしまいます。
結果、彼らは味を占め自分の立場が上だと次第に勘違いを始める。
今度はそれを対等だと言ってのける。
そうやって人を操る事に長けている。

知恵をつけた5歳児だとはよく言ったものです。

 せんち | 2014.03.10 18:10

これは非常に示唆に富んだ意見である。
http://news.livedoor.com/article/detail/8616904/

 蘭丸 | 2014.03.10 19:55

せんち さま

リンク先読みました。自分が偉大な作曲家という「妄想」じゃなくて、そのように「記憶」をしている可能性すらありますよね。
人を感動させた「手柄」は自分だ!と思っている節がある。だから自分が偉大なんだ。と。
自己愛に関わると手柄は取られ責任は押し付けられる。

 せんち | 2014.03.11 5:00

*** 蘭丸さん
個人的には、
「責任を1%言いながら、80%以上は周りが悪いんだと主張する。」
ここが、あ~あるある!って感じでした。

 まり | 2014.03.11 8:36

せんち さま

このケースを取り上げてくれてありがとうございます。
前の職場の自己愛おっさんにそっくり!
私も連日、上司に虚偽の報告をされ(いじめとか)
あげくに「訴えてやる!」と言われました。
今となってはネタですが(笑)その時は真剣に悩み
精神性の胃腸炎を繰り返していました。

まあ、TV局の人が騙されるくらいだから
自分は仕方なかったと今は思うようにしてます。

 せんち | 2014.03.11 9:15

香山リカはあまり好きではないが、
やはり人格障害を疑っている。
http://news.livedoor.com/article/detail/8618046/

香山は、実際に診察していないが・・・と前置きしているが、
以前書いたように、被害に遭う方は、
専門科がそれをどう診断するかなど関係ない。

 まな | 2014.03.12 22:21

関西弁・・・漫才のネタみたいですね。

私は今、まりさんと同じ状況です。
メールやら上司への報告(嘘)やらで、文句を言ってきます。
完全に無視していると、ヒートアップしてきます。
かまってっもらいたいんですかね。
セリフも同じで、訴えてやる!と言われました。

音学家の方も普通に暮らしていればいいのに。。。

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