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自己愛性人格障害(246) 後妻業 part 2

崩壊する介護現場」の著者である中村淳彦は言う。
「介護業界に人格障害の知識は必須である」

しかし、ボクは介護業界のみならず、
あらゆる人に人格障害の知識は必要だと考えている。

犯罪者のように法で拘束されるでもなく、
ヤクザのようにわかりやすいわけでもない。

人格障害者は、あくまで普通の仮面を被った異常者であり、
いつ、どこで、遭遇するかわからない。
寄生獣のように、普段は人間の顔をしつつ、
正体を隠して社会に紛れているからである。

だからこそ、人格障害者と知らず結婚してしまったり、
雇用してしまったり、友人になってしまったりするのであろう。

人格障害者どもと、何らかの形でも関係を持ってしまうのは仕方がない。
せめて被害を最小に食い止めるためにも、
人格障害の知識は必須である。

*****

おかしな事件が報道されることが多い。
借金があって、恨みがあって、という動機の事件は、
もはや昭和の香りがする。
平成の御代では理解不能な動機で起こる事件が多い。

マスコミや評論家の方々が、
それを一生懸命に解説をしているが、どこか的を得ず、
むしろ深読みし過ぎて逆に動機が見えづらくなっているケースもある。
それもこれも、人格障害の知識が希薄だからではないかと思うのだ。

junshin

前回紹介した「殉愛の真実」においても、
やしきたかじんの親族は、
後妻の言動にいら立ち、 理解出来ないと嘆いている。
たかじんのマネージャーだった人物も、
後妻の異常な言動の数々を語っている。

この本は複数のライターの共著なのだが、
皆、人格障害の知識が希薄なのだろう、
ただ、異常な言動、常識外れの言動としてのみ、
エピソードが書かれている。

しかし、この本で異常な言動として語られているエピソード各々が、
まさにボクたちが知っている自己愛性人格障害の言動であり、
人格障害者ウッキーのエピソードとして書いてきたものと、
怖いくらいに、ぴたりと一致するのである。

読んでいて頭がクラクラしてきた。
もう、アレじゃないかと。

この本の共著者、証言者たちが不可思議に思っていること、
それは人格障害だと思えば、不思議でも何でもない。
人格障害者は、そういう言動をするものだ、と理解出来る。

いろいろ他にも併発しているかもしれないが、
後妻が自己愛性人格障害であろうポイントを、
次項で見ていきたい。

Posted on 2015-02-26 | Category : ブログ | | No Comments »
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