母の日記
内容紹介
ハーフモデルの祖、テレビタレント・女優として一世を風靡し、現在は芸能活動のほか、
ビーズ創作の最先端で活躍する秋川リサ氏が母親への愛情と憎悪に揺らぐ苛辣なまでの
葛藤の日々を克明に綴った『母の日記』を上梓しました。
実母の認知症介護を通して、地域との人間関係、介護の現場、行政の高齢者対策の歪みを
浮き彫りにし、これからの介護社会の家族の生き方・あり方を問いかける必読の書です。
アメリカ軍人の夫と離別し、シグルマザーとして生きなければならなかった母、戦後の
母子家庭で15歳から家族を支え続けた娘リサ、祖母と母リサを支える娘の麻里也、
家族を癒す捨て子だった愛犬チェリー、介護に従事する職員たち、そして地域の人々が綾なす
現代から未来に続く高齢社会の真実のドラマ。
’70年代、資生堂のキャンペーンガールとしてデビュー。CMそしてテレビ番組・映画でも活躍した、
元祖ハーフ・モデルであり、モデルタレントの先駆けでもある秋川リサ。現在は、芸能活動のほか
ビーズ作家として活躍する彼女が、母と同じシングルマザーとしての人生を懸命に生き抜く姿が
浮き彫りに描かれる。
少子高齢が伸張する日本の社会。そんな社会で生きなければならない家族とは、
そこで苦しみ・悩む家族の姿、たとえ母から疎まれていたと知っても家族を放棄することはできない
血のつながりとは。
核家族社会のなかで、家族だけでは支えられない現実を支えてくれるものとは。
国民を支えるべき、国・行政は本当に支えてくれているのだろうかを問いかける。
出版社からのコメント
http://www33.ocn.ne.jp/~nova/books/akikawa.html
70年代、資生堂のキャペンガールとしてデビュー、ファッション誌、CM、ショー、そしてテレビでも活躍した、元祖ハーフ・モデルであり、モデルタレントの先駆けでもある秋川リサ。現在は、芸能活動のほかビーズ作家として活躍する彼女。そんな彼女は、15歳で家族を支え、2回の離婚を重ねながらも息子・娘の母として子供たちを育てた。しかし、孫達の独り立ちを待つように母が認知症を発症。介護の日々に奔走される日々で見つけた「母の日記」、そこに書かれていた驚愕の内容は…。
昨年の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でも大反響を巻き起した、あまりに熾烈な介護生活の現実と家族のあり方を、なに一つ隠すことなく赤裸々に告白。介護の果てに見つけたものとは…、地域住民の優しさ、そして、なによりも「家族の絆」だった。介護に苦しんでいる人、そして、これからの家族の介護に不安をもっている人、すべての人々に捧げる秋川リサによるセンセーショナルなハウツウとしても役立つ介護体験記。
内容(「BOOK」データベースより)
母の認知症の介護がはじまり、7冊の大学ノートに書かれた「母の日記」を見てしまった。そこには、「娘なんて産まなければよかった」「面倒見てるからって偉そうに」と書かれていた。認知症介護を通してみえた大正・昭和・平成の家族とは…
著者について
1952年5月12日生まれ。父親はドイツ系アメリカ人、母親は日本人のハーフとして生まれる。15歳でテイジン専属モデルに抜擢。その後、『anan』のレギュラーモデルとして大ブレイク。女優・タレントとしてテレビドラマ・バラエティ番組、映画を中心に活躍する一方、2001年からはビーズアート教室を開設し、全国的な普及活動を続けている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
秋川/リサ
1952年、東京都生まれ。1968年、資生堂のサマーキャンペーンでCMデビュー、帝人専属モデル、雑誌『anan』等のトップモデルとして活躍、以降、モデルタレントの先駆けとして、テレビドラマ、バラエティー番組、映画に出演。2001年に、ビーズアート教室を開設し全国各地でビーズ刺繍の普及にも努める。現在、ビーズ刺繍作家、女優、タレントとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
コメント3件
せんち | 2016.07.10 18:24
チェンミンさんお知り合いの方でしたか。
だったら書籍に記されていない他の話もご存知なのかもしれません。
これだけ派手な毒親っぷりでも当事者は懐疑的だったのだから、
本当に気付かないものなんですね。
近所のおばさんのように冷静に客観的に見れる立場からは、
もう明らかなのに。。。
自分の感覚が間違っていなかったのだと納得するのは、
ボクも経験があります。
ということで「冷静な厳しい第三者の目で精査していただく」と(笑)
チェンミン | 2016.07.16 9:46
>せんち さん
今週金曜に日経ウェブが更新になり、この方の毒母(他人の母なのに失礼かも・・・)の話第二弾なりました。
時間が許せば読んでくださいね。
>冷静な厳しい第三者の目で精査していただく
本当にそうですよね。
御存じかとは思いますが、アル中家庭で育った子はその環境が当たり前だと思っているいう話もあるくらいです。
かくいう私の親は、私が幼い頃から飲酒をしてはよく車で帰ってきました。
それが「常識」と思って(とはいっても悪い事だと認識はしている)いた私も案の定、免許を取って車を運転するようになってしばらくしたら飲酒運転をするようになりました。(今はもう全く飲酒運転はしていませんよ。もう飲酒運転を一切やめて15年経ちます)
違うケースかもしれませんが、育った環境大事であり、そしてそれを異常だと教えてくれる第三者は、悲惨な環境の人ほど必要だと思います。
因みに、幸いこの人はとても聡明で前向きな人ですので、母親を反面教師?として生きてきて今に至っているのだと思います。
チェンミン | 2016.07.02 19:13
自己愛に当てはまるかは解りませんが、実はこの方は私の知り合いでもあります。
以前よりこの方の母親の話は実は私は何度か伺っており、これはビジネスの連載ではありますが、そこに至るまでの体験談として母との闘いバージョンにここ数週間突入しています。
この人の母の解り易い毒母っぷりですらご本人は中々確証を得られなかったらしいのです。
私が以前に聞いた話では、母親はこの人の事をなにもしてくれなくて、子供の頃の彼女は真冬の手も凍るような冷たさの近所の川で洗濯をしていたら、近所のおばあさんがやってきて(一緒に洗濯をしてたのかも)教えてくれたそうです。
「あなたのお母さんは異常だよ。キチガイだよ」と。
それで、「ああやはり。私の感覚は間違っていないんだ。」という感じで母は異常だと他者の目から自分に教え確証を得ていったそうです。
日経さんには申し訳ないですが、有料登録されてる方はすぐに見れますが、無料登録をして見られるようにもなっています。是非ご一読下さい。
「飛行機代は貸さない」 お金と共に消えた母:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO04273170Q6A630C1000000/