自己愛性人格障害(043) しゃべくり
自己愛性人格障害者は、
自分が最も優れていると考えており、自己アピールが激しい。
「自己アピール」
これは人格障害を判断する上で最も顕著な特徴である。
自慢、または不幸自慢、
ネガティブにもポジティブにもとにかく自慢。
とにかく私は、私も、私だったら、I Me Mineである。
とにかく喋りまくる。
ちょっと静かにしててくれと思う。
さて、ある時、仕事の話でケアマネの榎本綾子さんが話があるというので、
ボクと人格障害者ウッキーと三人で話すことになった。
榎本さんが話出すと、
話の途中にも関わらず、すかさず人格障害者ウッキーが割り込む。
「でもね、でもね、榎本さんはね~なのよ。うんうん。わかるわ~。
私は榎本さんの事、大切に思ってるし~私は榎本さんのこと必要と思っているのよ~」
人格障害者と接した人ならわかるだろうが、
一瞬の沈黙も許さず夢中でしゃべりまくる。
ここはまず、榎本さんの話を聞く場面であろう。
ところが人格障害者ウッキーは、
話の途中のキーワードに反応して、
相手の話を遮って、 話の筋と関係なく、
そのキーワードについて延々と話し出す。
人格障害者ウッキーは他人の話を聞けない。
他人の話は、自分の話をする叩き台に過ぎず、
結局は自分の話で終始してしまう。
さすがにボクが注意した。
ちょっと黙ってろ。まずは相手の話を聞きなさい。
何か意見があるなら全体の話を聞いてからにしなさい。
黙り込む人格障害者ウッキー。
続けて、ボクが榎本さんに声をかける。
榎本さんは、それに対し考えつつ返答する。
まずは相手から話を聞き出さねばならない。
ここでボクの横で人格障害者ウッキーがムズムズしてるのが、
もう手に取るようにわかった。
しゃべりたい、しゃべりたい。 私が話の中心に参加したい。
ボクは心の中で、
「黙ってろよ、 今、榎本さんは考え中、 言葉を選んでるんだから邪魔するなよ」
と思っていた。
会話をしている中で、沈黙というのは必要な時間である。
言葉のキャッチボールの中では考える時間というのがある。
それが人格障害者ウッキーには理解できない。
人格障害者ウッキーは思想がないので常に即答。
その場しのぎの言葉ばかりを即答。
だから、ちょっとでも沈黙があったら、そこを突いて割り込もうとする。
人格障害者ウッキーは相手の話の内容など関係なく、
とにかく自分がしゃべりたい。
だから相手が思考していようと関係なく、
沈黙は誰も話していないのだから「自分の番」と考える。
ボクがいなかったら、恐らく榎本さんは、
結局伝えたい事を中途半端にしか言えず不完全燃焼に終わっていただろう。
ボクだったら「話を聞いてもらえなかった」と感じるか、
上辺だけわかったフリして自分の事を話し出すのを見て、
「コイツには話しても無駄」と判断するかもしれない。
一通り話したあと、ハイどうぞ、という感じで人格障害ウッキーに振ったら、
待ってましたとばかりに、演技っぽくしゃべくり始めた。
それも、今までの榎本さんとボクの会話を全く聞いてなかったのだろう。
話の本質と関係ない自分の事ばかりをガ~ッとしゃべくりまくる。
ウッキーが夢中になってベラベラしゃべりまくっている横で、
ボクは二つの事を考えていた。
「ボクが榎本さんだったら、こんな奴は無理だわ」ということと、
「逆に榎本さんは、何とも思っていないのだろうか?
オバサン同士なら、こんな感じでも大丈夫なんだろうか?」という事である。
人格障害者ウッキーは、とにかく他人の話を聞かない。
自分の話ばかりする。
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以下は、一般のブログで見つけた記述です。
会話とは、通常、相手と自分との接点を見出して、話すものだ。
ところが、自己愛性人格障害者は、この「接点」を無視する。
あくまでも、自分中心の会話(一人語り)になる。
「聞き上手」という人がいる。
上手に相槌を打ちながら、相手の話を聴き出す。
自己愛性人格障害者も、相槌を打つ。
むしろ、大げさなくらい、相槌を打つ。
「そう!そう!」と。
だが、その「そう!そう!」に続けて、自分の話が始まる。
この自分の話と、それまでの相手の話には、何の脈絡も無い。
例えば、相手が消費税の話をする。
それに対し、「そう!そう!」と大げさに相槌を打つや、
自分の夫の愚痴が始まる。
自己愛性人格障害者は大げさな追いづちを用いて、
いかにも聞き上手のように装うが、
実はそれは自分の話に誘導するための仕掛けに過ぎない。
「偽装聞き上手」である。
コメント4件
せんち | 2013.11.08 9:15
勇気を出してコメントいただきありがとうございます。
そんなに恐れず、遠慮なく心情を吐露していただければと思います。
また貴重な体験談などありましたらお寄せください。
サービス先の障害者に怒鳴られるくらいは、
仕事だと思って我慢できそうですが、
おそらく困難事例でどこも担当してくれない人が、
たまたま、まわってきたのではないでしょうか。
会社の考え方次第ですが、
そんな利用者、断るわけにいかないのでしょうか。
社員が潰れては元も子もないと思うのですが。
いずれにせよ、
仕事であること、相手が人格障害であること、
割り切ることは出来ませんでしょうか。
犠牲者…未遂ではなかった! | 2016.07.02 15:23
奴らはタイミングを逃しませんよね…。
あまりに不毛な話し合いの時間だったので、実験してみた事があります。
案の定、私が話し出すフリをして、いつもより大きく「スゥッ」と息を吸ったら、奴は「スゥッ」の「ッ」にかぶせて話しだしました。
これがトリガーだったのか。
それ以来、不毛な時間を、その面白い実験に費やしています。(でももう飽きてきました)
せんち | 2016.07.03 10:54
*** 犠牲者…未遂ではなかった!さん
相手によりけりですが、ボクも実験してみたい~
匿名 | 2013.11.07 21:51
始めてこういうのに書いて送ってみます。
うまく届くのかな?何か手違いがあるならすいません。ブログを読ませてもらいながら、似たような体験、人格障害について同感しながら見てました。私は介護福祉士で訪問をしていて責任者をしていますが、職場を変わり障害者さんにサービスに入るんですが、あまりに上から目線で当たり前だろ!っと怒鳴る方で、高齢者さんばかり接してきたので私が潰れそうになって苦しいです。
何が言いたいのかまとまりませんが、ブログを読んで少し楽になった気がします。
病気なんだと割り切らなきゃと。
ありがとうございました。