自己愛性人格障害(062) ビートルズ論争
およそ10年あまり購読していた。1991年、誌上にて、
松村雄策と小林信彦の、いわゆるビートルズ論争というものがあった。
wikipediaにも項目があるので参照して欲しい。
ボクは、これをリアルタイムで読んでいた。
小林信彦の書いた小説に事実誤認が多々あり、
それを松村雄策が指摘したことが発端となっている。
その事実誤認のひとつに、
小林信彦は「ビートルズのチケットの倍率は7倍」と書いている。
ビートルズのコンサートは「3日間」で「5回」行なわれている。
当時は昼夜2公演を1日で行なっていたのである。
そしてビートルズのチケットに応募した人は21万人と言われている。
正確には、21万人を「5回」で割れば、4.2倍である。
小林信彦は、間違えて21万人を「3日間」で割ったのであろう。
失礼ながら、小林信彦と松村雄策では、
同じ作家でも格は比べ物にならないくらい小林信彦の方が上である。
そんな格下のよくわからない作家から間違いを指摘され、
小林信彦も面白くなかったのであろう。
「関係筋に消えたのを考慮すると12倍以上になる。
登場人物は業界の裏にも通じているという設定なので、
おおよそ7倍あたりが妥当である。」
このように強弁した。
ここでボクを含め、一般の読者は???となったに違いない。
12倍という数字の根拠は何なのか。
それがおおよそ7倍にまで下がる根拠はなんなのか。
これに松村雄策がキレた。
「何を言ってるんだ!
21万人を3日間で割っちゃいましたと白状すればいいじゃないか!」
*************
ボクは小林信彦がどういう人かよく知らない。
でも、これって、モロ人格障害者の反応なんだよね。
自分の間違いを絶対認めることが出来ない。
苦しくても、とにかくあれやこれやと言い訳をして正当化する。
この前ボクが書いた、
個人の物を会社の経費で買ってたくせに、
次から次へと言い訳をして、絶対に自分の否を認めない。
よっぽど「正直に盗んだと白状すればいいじゃん」と言いたくなる。松村雄策の反応は至極まっとうなもので、
人格障害者に相対すると、このように苛立つ気持ち良く分かる。
ボクは小林信彦がどういう人かよく知らない。
ただ、著作を読むと、香ばしい芳香が漂っている。
小林信彦には喜劇人を主題としたものが多いのだが、
自分がいかに有名人と親しいか、俺だけに明かした裏話、
そういう自慢が非常に多く、ボクは読んでて嫌悪を感じた。
渥美清は、プライベートを明かさない事で有名で、
山田洋次や関敬六すら自宅や電話番号を知らなかったという。
そんな渥美清が、小林信彦だけは腹を割って話す間柄だったという。
もちろん自称だが、ホンマかいな。
苦しい言い訳で否を認めない。
自慢話。
有名人と親しさをアピール。
小林信彦が人格障害かどうかは知らないし、
どうでもいい。興味もない。
ただ、これらは、人格障害者の大きな特長である。
コメント2件
せんち | 2012.12.10 12:21
チケットの例えは、ちょっとわかりづらかったですね。
すみません。
松村雄策の言葉を借りれば、
「普通、5万枚のチケットに20万人の応募があれば、倍率は4倍である。
関係者やスタッフにまわった数を含めて算出なんかしない」
これが音楽業界の慣例だということです。まさにその通り。
本題から外れてしまいました。
ボクはガチガチの文系なので、元素と聞いただけでアレルギーがあるのですが(笑)、
人格障害の原因は、今は、先天的と後天的の二つの要素が融合したものだと思っています。
先天的には脳障害の一種で、後天的には環境が醸成すると思っています。
もちろん、同じ環境でそうならない人もいるので、
これらの組み合わせがちょうどよい具合に合致した時に、
人格障害者が誕生するのではと思います。
人格障害者の原因に関しては、改めて考察したいと思います。
焼酎仮面 | 2012.12.10 10:21
プラチナチケットも関係者に頼むと何とかなるのだが、見返りがある。
これは、普通に考えて商取引ではないだろうか。
平等公平など、商売では考えられない。(それを望む気持ちは判るが)
この国は民主主義であるが、社会主義に憧れをもつくにでもある。
平等・公平が大好きな民族だ。
理不尽、不公平は、当然である。
自己愛性人格障害者の欲望は、脳の病気である。
私は自営業で、金属素材を開発しているが、
人は、元素により、全て構成されているが、赤ちゃんでも老人でも皆、同じであること。
人格障害者でも癌患者でも健全な人でも元素構成は変わらないということ。
たった、1gに満たない覚せい剤で、脳が破壊されること。
人格障害者も理論的に脳ホルモン分泌の異常で発生する病気。
何故だろうか?
道徳、環境が起すのだろうか?
同じ元素でできている人間なのに。
なぜ、突然変異してしまうのだろうか?
結果には必ず原因がある。人格障害者も何らかの原因がある。
生活環境がホルモンバランスを壊すならば、その家族、兄弟も同様に壊れていいものだが・・・
理不尽なことも多い。