自己愛性人格障害(414)被害者の仮面を被った加害者【最終章 1】
今「被害者の仮面を被った加害者」ということでシリーズで書いているが、これから最終章に入る。これは「被害者の仮面を被った加害者」の最終章になると同時に、ワシが当事者の話でもある。当事者だけに詳しく書けるし、またそれだけの価値ある非常に面白いネタでもあるので、最終章として日本人でここまでしつこい方もいないと思う「あの方」の話を5回に分けて書いていく予定である。 なお、この「被害者の仮面を被った加害者」シリーズ最終章は『ストーカー被害』の後日談という位置づけでもあるので、事前に改めて『ストーカー被害』に目を通しておいていただければ尚、より一層楽しめると思う。 ***** ワシら夫婦は、名前こそ出さ...... read more
自己愛性人格障害(411) ツイッター凍結されてもうた
ワシが高校生の頃、RCサクセションが洋楽のカバーをした『COVERS』というアルバムが話題となった。歌詞の内容は非常に政治的なもので、特に反原発を歌った曲は、レコード会社である東芝EMIの親会社が原発を建設していたこともあり発売中止、「内容が素晴らしすぎて発売できません」という新聞広告がなされた。忌野清志郎は2009年に死去しているが、2年後の福島原発事故を知らずに死んだのは本人にとって良かったかなと思う反面、もし知ったらどんな反応をしただろうかと想像してしまう。このような政治的なテーマを皮肉と共に歌にする忌野清志郎だけに、放送禁止になった曲が多々ある。 有名な「東京FM事件」というのがある。...... read more
自己愛性人格障害(410) 被害者の仮面を被った加害者 3
前回お伝えした通り、同じ著者による2冊の本を紹介したい。いずれも被害者の仮面を被った加害者が猛威を奮い、無辜の人がある日突然加害者にされてしまうノンフィクションである。最初は「でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相」からである。まず初めに事件の概要を書く。 ノンフィクションの主人公は小学校教師である。地方の一介の小学校教師が、後に全国のマスコミから猛烈にバッシングされることになる。最初は福岡ローカルな話題でしかなかった。ところが週刊文春が「『死に方教えたろうか』と教え子を恫喝した史上最悪の『殺人教師』」という見出しとともに実名を公開してから、この問題が一気に全国区になってしまった。連日ワイドシ...... read more
自己愛性人格障害(409) 被害者の仮面を被った加害者 2
ワシの親類で中学校の教員をしている人がいる。大学時代に柔道をやっていて「素手なら3人まで相手にできる」と豪語しているくらいガタイが良いため、いわゆる不良生徒たちも素直に指導に従うという。その人が言う。「今は生徒だけでなく、親の方も教育が必要だ」。モンスター・ペアレンツという言葉が近年話題となっているが、学校の現場で保護者対応は想像以上に難しいようだ。ワシの時代ですら、先生は偉い人で、先生の言うことをきちんと聞きなさいと言われていた。教育指導の過程で生徒を殴る先生もいたが、その是非は別として「先生に殴られることをした方が悪い」という認識が親にも生徒にもあったように思う。しかしそのような教師の威厳...... read more
自己愛性人格障害(408) 被害者の仮面を被った加害者 1
いくつもシリーズで書いていて中途半端になっているが、次から次へと書きたいことが出てきて、それを優先していると、まるで連載が中断している漫画家のようになってしまっている。その時々で一番書きたいことを書いている、という事で許容願いたい。今回は、また新しいシリーズを立ち上げようと思う。それが、どちらが被害者で、どちらが加害者なのか?というテーマである。 少し古い本になるが、清水潔が書いた「桶川ストーカー殺人事件」は非常に優れたルポタージュとなっている。なにせ警察より先に犯人に辿り着くという、事件記者なら一度は憧れる特ダネをモノにしているのだからすごい。かつて嫌がらせを含むつきまとい行為は民事案件とし...... read more
自己愛性人格障害(407)嘘をつく側が先手有利
歌手のEPOさんが複雑な家庭環境を抱えていたという記事を読んだ。かなり以前から公表していたらしいが、結構アンテナを張っているつもりのワシ自身はつい最近知った。人格障害被害の大小といえば語弊があるだろうが、深刻度が過ぎると口に出すのも抵抗があるという気持ちはよくわかる。話題に出来る内は、まだその程度だという面もあるのかもしれない。少し長いが引用しよう。 [シンガー・ソングライター EPOさん] 母親からの虐待 急性ストレス障害 『外出の準備をしていたら、玄関のチャイムが鳴った。ドアを開けると母親が立っていた。幼児期から、自分への虐待を重ねてきた手には、包丁が握られていた。母親は真顔で自分に切りつ...... read more
自己愛性人格障害(405) 麻原彰晃と人格障害者キョショー 「記憶の消去と改竄」
1995年に起きたサリン事件の実行犯は、一人を除き全員死刑になっている。その一人とは林郁夫である。林郁夫は医師でありながら人を殺めた自責の念著しく、自らに不利な証言も進んで行ない事件究明に多大な協力をしたこと、改悛の姿勢が見られたこと、何より遺族をして死刑を望まぬと言わしめ、同じ罪を犯しながら死刑を免れている。林郁夫は慶応大学医学部卒の優秀な医者であった。その医師の立場で林郁夫は証言している。「麻原は人格障害である」と。ワシは素人だが林郁夫は医者である。 漫画家の小林よしのりによる「ゴーマニズム宣言 2nd season」にオウム事件の概要がダイジェストにまとめられている。小林よしのり自身がオ...... read more
自己愛性人格障害(404)道に迷っているばかり
人格障害者ウッキーのおかげでワシの扉が開いた。 人格障害者キョショーのおかげで人格障害という類型に確信が持てた。 人格障害者に関して、今でも貪欲に知識を得ようとしているし、 あの人が人格障害っぽいと聞けば、 共通の友人にお願いして自ら出向いて会わせてもらったりしている。 人格障害者への対応として、個別に注意を促すのは得策ではない。 他の人に知られないようにという配慮が仇となり、 後から「そんなこと知らねー」と言われるのがオチなので、 人格障害の被害に遭ったら早々に事を公にするのが良い。 人格障害者キョショーは、裏でメッセージをいろんな人に送り付けたり、 ワシのいない場所で嘘をついて自己弁護、 ...... read more
自己愛性人格障害(402)励ますつもりで言ったのだが
今回も、是非皆さんの意見を募りたい。 もう随分昔の話になるが、高橋ジョージと三船美佳の離婚裁判の際に、モラハラが遡上にあがった。三船美佳はモラハラを主張し、高橋ジョージは「それはない」と否定。双方の意見が正反対であった。モラハラの定義はぼんやりとしていて、結局は二人の間に愛情があるかないかだと思う。関係の悪い親子関係において「あのババア」と言えば悪口になるし、ビートたけしが母親の葬儀の後、囲み会見で記者のマイクの前で「あのババアとうとう逝きやがった」と言ったのは、そこに深い愛情に裏打ちされた照れ隠しが感じられる。この言葉、あの言葉がモラハラに相当するというものではなく、そこに愛情があるかどうか...... read more
自己愛性人格障害(401) クイズ 3の解答 虚言を弄して逃げ惑う醜態 その4
前回の続きである。 まずは、ノリスケの発言をおさらい。 「マスオさんが料理に文句ばかり言ってるけど、気にしなきゃいいじゃん」 「だったら美味しい料理を作って味で黙らせるべきなんじゃないか」 「味は関係ないってことくらい、最初からわかってて言ってるの。 いくらマスオさんが文句を言っても、美味しい料理を作れば、波平やカツオやワカメちゃんタラちゃんなど、他の人が美味しいって食べてくれるからいいでしょ、という意味で言ったのに。理解力がないのはサザエさん、あなたの方だ」 「もう、黙らせるのはマスオでも他の人でもどっちでもいいよ。文句を言う人に不満を感じるより、美味しい料理を作る事に専念した方が建設的でし...... read more
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