自己愛性人格障害(255) 遺伝? その2
自己愛性人格障害(243) 遺伝? その1 ボクは人格障害は遺伝ではないと考えている。 上記リンクでは、親と子が全く異なる例を、 「性格」「障害」「人格」に分けて挙げた。 病気には遺伝するものがある。 ガンの家系とか糖尿の家系とか言うし、 遺伝的要素が強いものは、確かに存在する。 そして病気は治療によって治癒が可能である。 治癒可能だからこそ、病気なのであり、 時として死に至るのも病気である。 障害は病気ではない。 あくまで障害であり、治療によって治るものではない。 どんな薬を使っても、どんな手術をしても、 乙武くんに手足は生えてこない。 障害があるからといって死に至ることもない。 人格障害が...... read more
自己愛性人格障害(254) すべて他人のせい その3
自己愛性人格障害(241) すべて他人のせい その1 自己愛性人格障害(252) すべて他人のせい その2 以上の続きである。 世間を騒がす事件の動機について、 「社会が悪い」「環境が悪い」という理由が、 犯人のみならず、テレビの評論家の口からも出る。 しょせん、知ったかぶりで高見からの意見である。 仮に自分の身内が被害にあっても、 そう言い切れるだろうか。 酒鬼薔薇事件の時も、 地域共同体が悪い、大人が悪い、学校が悪い、社会が悪いと、 灰谷健次郎とか香山リカとか言ってなかったか? 「自分を認めない社会が悪い。」 「そういう社会に復讐したかった」 自己評価だけが異常に高く、 かつ何でも他人のせ...... read more
自己愛性人格障害(253) すべて他人のせい その2
自己愛性人格障害(241) すべて他人のせい その1 の続きである。 人格障害者ウッキーは足に障害があり、 いつもクネクネ歩いている。 先天的なものか、後天的なものかは聞いたことがないが、 人格形成において身体障害が負の方面に大きく影響を与えたのは間違いない。 ボクの友人で、やはり足に障害がある40代の男性がいるのだが、 日常生活ではロフストランドクラッチという杖を使っている。 そして、この人の仕事は、そういう杖など、福祉用具販売の営業なのだ。 「いや~高校生の頃バイクでこけちゃって、それ以来、自分も愛用してますよ~」 これが彼の定番の営業トークである。 自分の障害すらアピールポイントに変換で...... read more
自己愛性人格障害(252) 後妻業 part 7
後妻業シリーズ最終回である。 さらに「殉愛の真実」からエピソードを引用しよう。 たかじんの自宅に金庫があり、 中に2億8000万円の現金があった。 死期が近いと察した、たかじん本人の依頼で、 弁護士が金庫の中身を確認している。 当然のことながら弁護士は金庫の中の現金は相続財産との認識を示す。 ところが、たかじんの死後、 後妻が「金庫の中のお金は自分のものだったことにして欲しい」と言い出した。 弁護士が「それは無理」と断ると不服そうな顔をして黙り込む。 結局、後妻の要望を断った弁護士は解任されてしまった。 その後、後妻は雑誌でしゃべりまくる。 「金庫のお金は、実は、業務委託契約の報酬としてもらっ...... read more
自己愛性人格障害(251) 後妻業 part 6
引き続き「殉愛の真実」である。 後妻とそのバックについている連中の目的は、 やしきたかじんという名前を死後も使い商売をすること、 さらに遺産の総取りである。 そのための布石が百田尚樹「殉愛」であろう。 そして自分の意に即さない生前たかじんと親しかった関係者、 元マネージャー、弟子、家族、その他を遠ざけていた。 死期迫るたかじんを隔離し、会わせないようにしていたのである。 たかじんの親族に連絡先も入院場所も教えず、自分から遠ざけておきながら、 「あいつらは見舞いにも来なかった」と後になって非難する。 この辺の手口は人格障害者が良く使うものであろう。 「殉愛」でも生前たかじんと親しかった人たちの事...... read more
自己愛性人格障害(250) 後妻業 part 5
たかじんの後妻の女は、わずか32歳で4回目の結婚である。 人それぞれの事情があるのだろうが、それでもこの尋常ならざる回数は、 それを生業としているプロではないか。 「殉愛の真実」では、実際の結婚以外でも、 V社の社長の愛人を2番目の夫と並行して行なっていたことが示唆されている。 そして、この本のハイライトのひとつは、 その2番目の夫インタビューが掲載されている点である。 後妻との結婚生活を振り返り、最大の特徴として以下の点を挙げている。 「後妻の特徴は『実は』『実は』だということ」 「実は前に結婚してました」 「実は前の夫からお金をとりました」 「実はV社はアダルトビデオの会社でした」 「自分...... read more
自己愛性人格障害(249) 後妻業 part 4
芸能人や有名人が結婚した時に、 有名じゃない方から同じセリフを聞くことが、ままある。 「有名人だなんて知らなかった」 サイバーエージェントの藤田社長のエッセイで、 堀江貴文に新しい恋人を紹介されるシーンがある。 堀江「彼女、俺のことを知らなかったんだよ」と嬉しそうに語るのを見て、 藤田社長は「日本で堀江さんを知らない人なんているのかな」と、 疑問に感じた旨を述べている。 同様にたかじんの後妻も、 「たかじんを知らなかった」 という「キャラ設定」になっている。 本当のところは心の中のことだから知らないが、 この後妻の場合は、それを事あるごとにアピールしている様子が本に書かれている。 人格障害者ど...... read more
自己愛性人格障害(248) 後妻業 part 3
2014年の正月に死去した、やしきたかじん。 その後、怪しい後妻を持ち上げる「殉愛」なる本が出版。 作者は今をときめく百田尚樹。 この騒動は非常に黒い裏がありそうで、今もガチで進行中なので、 興味ある方はインターネットで調べて欲しい。 このブログのテーマは自己愛性人格障害なので、 後妻業そのものには触れない。 それよりも、前掲の「殉愛」の内容がウソだらけだということで、 名のうてのノンフィクションライターが集い、 共著として著したのが、この「殉愛の真実」という本である。 今、Amazonでも入荷待ちというベストセラーである。 そして、この本のレビューも非常に盛り上がっている。 元々後妻が怪し...... read more
自己愛性人格障害(247) ツイッターにて
ツイッターにて、 作詞家の及川眠子先生が離婚されたことを書いている。 文章から伺える及川先生のお人柄は、 有名人でありながら傲慢なく常識人である。 離婚の報告もさらりと書いており、 さすが文章のプロで、悲しみをユーモアで表現されている。 離婚というから、双方、よく話し合ったのだろう。 そして、その話し合いの結果をこのように述べている。 及川眠子 @oikawaneko · 2月24日 どんな言葉も届かない人たちがいる。 例えば、すでに人格破綻をきたしている私の元ダンナ。 自分の脳内の遊び場ではしゃぎ、自分たちだけの法律で人を裁き貶める。 こんなとき。言葉を生業にする自分がいかに無力で...... read more
自己愛性人格障害(246) 後妻業 part 2
「崩壊する介護現場」の著者である中村淳彦は言う。 「介護業界に人格障害の知識は必須である」 しかし、ボクは介護業界のみならず、 あらゆる人に人格障害の知識は必要だと考えている。 犯罪者のように法で拘束されるでもなく、 ヤクザのようにわかりやすいわけでもない。 人格障害者は、あくまで普通の仮面を被った異常者であり、 いつ、どこで、遭遇するかわからない。 寄生獣のように、普段は人間の顔をしつつ、 正体を隠して社会に紛れているからである。 だからこそ、人格障害者と知らず結婚してしまったり、 雇用してしまったり、友人になってしまったりするのであろう。 人格障害者どもと、何らかの形でも関係を持ってしまう...... read more
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