自己愛性人格障害(248) 後妻業 part 3
2014年の正月に死去した、やしきたかじん。
その後、怪しい後妻を持ち上げる「殉愛」なる本が出版。
作者は今をときめく百田尚樹。
この騒動は非常に黒い裏がありそうで、今もガチで進行中なので、
興味ある方はインターネットで調べて欲しい。
このブログのテーマは自己愛性人格障害なので、
後妻業そのものには触れない。
それよりも、前掲の「殉愛」の内容がウソだらけだということで、
名のうてのノンフィクションライターが集い、
共著として著したのが、この「殉愛の真実」という本である。
今、Amazonでも入荷待ちというベストセラーである。
そして、この本のレビューも非常に盛り上がっている。
元々後妻が怪しいと思っていた人たちが読者なのだろうが、
想像の遥か上を行く「サイコホラー」との評価がなされている。
*****
やしきたかじんと後妻の出会いは、
フェイスブックのやり取りから始まったとされる。
ところが、恋愛物語のキモである最初の出会いから、
両者で話が食い違っているのだ。
たかじん「彼女の方から猛アタックがあった」
後妻「たかじんの方からメッセージが届いた」
さらにプロポーズの場面も非常に興味深い。
こちらも、このように正反対に食い違っている。
たかじん「入籍は本意ではない」
後妻「たかじんが土下座をして結婚してくれと頼んできた」
後妻「私は結婚したいとは思っていない。たかじんがそれを求めてくる」
さらに、たかじんの知人が、たかじんのいない場所で、
後妻がふいに発した言葉を聞いてゾッとしたという。
「結婚できなかったら、たかじんを訴えます。親兄弟親戚も黙っていない」
つまり、後妻が強調しているのは、
出会いも結婚も、あくまで自分はノリ気ではなかったが、
たかじんの方が積極的だったという点である。
既にお気付きであろう。
これは、すべて他人のせいにする人格障害者の特徴なのである。
自分の意思ではなく、他の人が言い出したことにする。
まことに人格障害者どもの手口そのものである。
本心は自分が結婚したい、しなければ訴えるとまで考えているが、
対外的には、自分はどうでもよかったんだけど、
たかじんがそう言うからと、相手のせいにしているのである。
誰々が言ったから・・・またこれかよ。
自己愛性人格障害(039) 責任逃れ
自己愛性人格障害(018) 根拠のないプライド
自己愛性人格障害(069) 人格障害者とワガママ者の違い
こちらも合わせて読んで欲しい。
言ってることは人格障害者ウッキーと同じである。
*****
この後妻が来てからというもの、
当然ながら、たかじんのマネージャーKとも一緒にいる時間が多くなる。
このマネージャーKが証言している。
「おしゃべりでしたね。
何かで待っているとき、本人(たかじん)がもうすぐ出てくるから、
もう話をやめようよ、ということが何回かありました。
いつまでしゃべってんねんと」
「それに人の話を聞きませんしね。
『Kさんは○○ですか?』と聞くから『そうですよ』と答えたら、
そこからはもう自分の話ですね」
相手の話を聞かない、自分のことばかりしゃべる、
これはもう人格障害者の基本中の基本である。
聞いて!聞いて!聞いて!ウキーッ!となるのはもちろん、
ウキーッ!とならない場面でも、自分のことばかりしゃべる。
ボクも、人格障害者ウッキーの特徴として、
一番最初に挙げている。
『Kさんは○○ですか?』と聞くから『そうですよ』と答えたら、
そこからはもう自分の話ですね」
相手のことはどうでもよく、
問いかけは自分のことを話し出すきっかけに過ぎない。
*****
本当に人格障害者どもはよくしゃべる。
会話のキャッチボールが出来ず、
一瞬の間合いもおかずに、一方的にしゃべりまくる。
まるで沈黙が苦痛であるかのように、しゃべりまくる。
人格障害者ウッキーをリアルに知っている友人は、
その第一印象として「よくしゃべるウルサイ人だな」と言っている。
そして、こちらが話を挟もうとすると、
「聞いて!聞いて!聞いて!ウキーッ!」
これ、最後のウキーッ!を含め、本当に言うんだぜ。
続く
コメント7件
せんち | 2015.02.28 12:55
この本、すごいですよね。
S未亡人、後妻のサイコっぷり。
読んだときに、アレじゃん!と思った。
そして、今、ツイッターで、
百田尚樹さんの壊れっぷりがすごい。
jino | 2015.02.28 12:57
はじめまして。少し前から読ませていただいてます。
私も自己愛の被害に遭った一人です。
こちらのブログを読むようになって、私の被害って大したことなかったんだな、そして自己愛の被害者ってたくさんいるんだな〜と驚きました。あんな人達がゴロゴロいるなんて考えたくありませんが。
たかじんさんの件は、本の著者がTVに出ていた際の再現VTRがかなり怪しかったので、もしかしたらと思ってましたが。。
この女性の昔のブログと思われるものが見つかりネットで批判されてますね。自慢っぽい文章に対して、普通の人は「ただ性格が悪い人」としか思わないでしょうね。
「私は何とも思ってなかったのに、相手が積極的だった」、これは私が会った自己愛もまったく同じことを言っていました。責任をもちたくないし、何かあったときの逃げ道を作っているように見えます。
私が会った自己愛の場合はそれよりも「自分が異性にモテすぎて困る」というのをアピールしたかったようです。
そういうのは鏡と相談してからにしてほしいですが(笑)
今後、この件がどうなるのか興味があります。
「殉愛」は読んでませんが、「純愛の真実」は読んでみたいですね(笑)
蘭丸 | 2015.02.28 18:50
殉愛の金スマは何も知らずに見たのですが、私が気になったのは二つ。
たかじんが女性と遊び歩いて帰ってきたら、後妻が「私が必要がないのなら去ります」と毅然と言ってのけたシーンでしょうか。
同じ体験であればカウンセリング前の私なら慌てふためいて引き止めるのですが、あの再現ドラマだとたかじんが引き止めていましたね。(確か土下座してたかな?)
でも、私と違って女に苦労していないたかじんがそんなことするかね?って思いました。
これ、試し行為というヤツかもしれません。
因みにカウンセリングを受けた今の私なら引き止めないです。さっさと消えろ。と。なります。
某隣国との交渉と似てますね。根拠のない大国意識から、相手国に頼まれたように仕向ける。それで自分のメンツが保たれるし、確かに相手から頼まれたのだから私はそうしてあげただけなんです。となるのですが、「私は去ります」と言うのだから、「OK!わかった」と快諾となるとあいつらは拍子抜けするんです。
つい先日の通貨スワップがいい例でしたね。
余談ですが、皆でワイワイ騒いでいる時に場を弁えずに喧嘩を始めてその場を泣いて飛び出し、皆の注目を浴びようとするヤツがヤバいです。こういうヤツがコレだと私は確信してます。
そして、誰も追っかけてこないと戻ってくるのもいますし、追っかけてしまった奴は人格障害者の餌食となる素質を持っています。
追っかけてきたのだから私子ちゃんは仕方なく戻って「あげた」んだと勘違いを始めます。マジに。
あともう一つは、確かたかじんのマンションにこの後妻が入る時に、入り口ですれ違ったある女から「ふん、このブス」とか言われ、そのまま不快なままマンションに入ったらたかじんの部屋にお茶とケーキを二人分食べた痕跡があり、たかじんに聞くと「ただの来客や」と言うのだけれど、この後妻は「女とセックスしていたくせにたかじんは嘘を吐いた」となっています。
確かこの後妻はたかじんのマンションの目の前だったか一緒に住んでいたかだったけれど、そんなところに態々ほかの女を連れ込むでしょうかね?まあ矢○真○という例はありましたが。
ちょっと普通なら「?」って思えるような嘘を織り交ぜて、こんなたかじんに尽くす私子ちゃんはすばらしい。と印象操作をしていたのかもしれません。
このマンションの件は説明が難しいのだけれど、自己愛と長年付き合った私の体験上、自己愛というのはとてもじゃないけどこのような普通では考えられない事をさも事実かのように言って正当化を図ります。
ウソじゃなかったとしても、事実にさっとエッセンスを混ぜて自分がいかに正当かを周囲にふりまきます。
私の体験を話すと、自己愛はパート先であるおばさんに虐められている。(対立している。という。でも実際は自己愛が勝手に仮想敵にしているだけかもしれないと私は読んでいた)
そのおばさんは、我が家が新車を買ったので、それに「対抗する為に」そのおばさん宅も新車を買った。という。それを「どう思う?」と私に聞いてくる自己愛。
そのおばさんが何故我が家に対抗するのか私には皆目見当がつかなかったし、「どう思う?」と聞かれても私は「対抗なんかするものなの?放っておけば?」としか答えられなかった。(誰かこれに対するいい返答があったら教えてほしい。あの十何年もの生活の間、こういう返答に困る問いかけがたくさんあった)
良く通る道なので、そのおばさんの家の前には確かに新車はあった。が、対抗したかは私には解らなかった。
たぶんパートのおばさんは新車をウチとは後発でありながらもほぼ同時期に買っただけであり、それが我が家と違い外車というだけで自己愛には「対抗」と映ったか(心が貧しいので対抗に見えたのでしょう)そういう発想しかできないから、対抗したという作り話(エッセンス)で私に構ってほしいのか同調してほしかったのかもしれません。
自己愛にとっての大きい買い物は必要不必要ではなく、ただの自慢の為だからこういう発想なのかもしれません。
相変わらず話は脱線しましたが、この後妻のこの話は、自分を他者によく見せる為の詐話なのかもしれません。そしてその作り話は後々にたかじんの遺産をせしめる為の数々の伏線の一つなのでしょう。
まあ、皆さんお解りだとは思いますが、このマンションの話を、この後妻に聞くと「絶対に嘘じゃない」と本気で言うと思いますよね。
そう、言うんです。そして何で信じてくれないの?とも。
だって、誰が信じます?
交際している女性と住む部屋に女を連れ込む話を。
そして対抗の為に新車を買う話を。
せんち | 2015.03.01 5:17
*** jinoさん
コメントありがとうございます。
あのテレビ、金スマを普通に見てました。
内容以前に、32歳の若い女性が、死期迫る有名人と結婚、
その最初の設定から怪しくて、
どこかしら加藤茶を見るように冷めて見てました。
*** 蘭丸さん
人格障害者どもは、平気で嘘をつきます。
そしてその中に真実を、ほんのちょぴっと垂らします。
その、ほんのちょびっとが真実だから、
ハイ、嘘は言ってません!と言います。
minmin | 2015.03.03 21:51
こんばんは。ご無沙汰しています。
ため読みしてしまいました~!(^^)!面白かったです。
ほんのちょびっとが真実だから嘘は言ってません!にフキマシタ。「天地神明に誓って嘘は言ってません」も口癖だった元管理者さんを思い出しました。しかも本の表紙の後妻さんの顔というか表情が、元管理者さんに似ていてこれまた重なってしまいましたw。
利用者のほうのアレですが、近隣トラブルから市と保健所の介入(精神疑いのため)がありました。参考までにケアマネの意見をと言われ、「受診勧奨も拒否され診断はされていませんが統失とか躁鬱とかの精神よりは、人格障害かも」の旨を伝えると、市の職員にお手上げだと言われました。その方も自己愛をよくよく知っている風でした。そして本人との面談結果、自己愛疑いで経過観察となった旨を、市の職員よりお聞きしました。今日w。
最近妹がPTAの役員関係で、アレ風なママに悩まされていたので、このブログを紹介しました。ブログを読んだ妹は「お姉ちゃんすごい!マジだわ。」といたく感動していました。本当に同じ症状で、どなたかがコメントされていましたが、外国でも似た症例とのことで、また改めて感心した次第です。
すいません。勝手に近況報告でした。
せんち | 2015.03.04 7:46
*** minminさん
「天地天明に誓って」とか、大袈裟な物言いムカつく。
チョー嬉しいの「チョー」くらいの意味しかないですよ。
市の職員の方は、いろんなケースに接しているから、
多々、同様の人がいたのでしょう。
元来、日本人の気質としてお上に頼る性向がある気がします。
それはそれで良い面もあるのですが、
クレーマーとなって、役所がなんとかするのが当然!
みたいな連中がいるんですよ。
SARA | 2015.02.28 12:50
せんちさん、
「殉愛の真実」読み終えました。
何とも言えない読後感です。
ひとつ痛快だったのは、メモをすぐに贋物と悟ったN校長のご対応、
本当にスッキリでした。
この手の輩には毅然とした態度で絶対つけこむスキを与えない、
そして遠ざける事。
被害を最小限に食い止めるには、相手を見極めそうするしかないですね。
タイトル通り、これが真実のノンフィクションなら、
S未亡人、奇異な言動の連続です。
様々な人格障害を持ち合わせているんじゃないかと思えるほど・・・。
まさに人格障害のスーパーマーケット。