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自己愛性人格障害(306) 誰でもウェルカムよ~

川崎の老人ホームで介護士の男性が3人の老人を突き落とし、
転落死させる事件があった。
1人だと、手口や動機や反省具合によっては死刑になる。
2人だと、ほぼ死刑。
3人だと、確実に死刑。
しかも、この犯人は同じ老人ホームで窃盗の前科もある。
この事件のニュースを聞いて、これは死刑以外ないなと思った。
ところが、その後、それを大幅に上回る事件が起きた。

相模原障害者施設殺傷事件は非常にショッキングだった。
被害者が19人という人数にまず驚いた。
その後の動機や手口を報道で知るにつけ、ますます驚いた。
死刑どころの話ではない。
津川事件のように、犯罪史上に残る大量殺人ではないかと思った。
ところが、その後、それを大幅に上回る事件が起きた。

横浜大口病院事件では点滴に異物を混入させ多くの死者が出た。
まだ進行形の事件だが、50人が短期間に死んでいる。
点滴に細工なので、明らかな人為的殺害工作である。

この三つの事件に共通することがある。

*****

まず最初にこの項目を読み返してもらいたい。
自己愛性人格障害(186) 介護業界の構造的問題 その1
マスコミなどで介護が低賃金重労働の「底辺の仕事」だと報道されるが、
それは現場を認識していない誤った認識であると断言できる。
仕事が底辺なのでなく、仕事に従事している人たちが底辺なのであり、
それは構造的問題であるとボクは書いた。

川崎老人ホームの犯人は、老人ホーム内で窃盗を繰り返していたが、
人格障害者ウッキーは、窃盗のみならず、
自分の生活用品を会社の消耗品と一緒にこっそり注文していた。
介護報酬というのは9割が国で、1割を利用者が負担する。
その1割を利用者から現金で徴収するのだが、
人格障害者ウッキーは、そこから横領していたことも判明している。

相模原の障害者施設の事件では、
身体一面に刺青があり、大麻や危険ドラッグを常用していた。
中村敦彦のデイサービスではトラブル・メーカーが覚醒剤常用者だった。

横浜大口病院の事件は、まだ現在進行の事件なので詳細は不明だが、
それでも様々な話が漏れ聞こえてくる。
病院内に人事の不満=嫉妬や、やっかみが渦巻いていたこと。
陰湿ないじめや嫌がらせがあったこと。
これらは全て、そこにいる連中の人間性の低さに起因する。
そしてなぜ、そういう人間性の低い連中が集まってくるのか、
以下のリンクを参照して欲しい。
問題を起こした職員が集まる病院
他の病院で何らかの問題を起こした職員がこの病院に転職してくると、
病院関係者の間で噂になっていたというのである。

*****

これらの共通点は、
介護、医療の現場は常に人手不足なので、誰でも採用される点にある。

自戒を込めて言えば、人格障害者ウッキーのように虚言癖や人格障害でも採用される。
川崎老人ホームの犯人のように窃盗犯でも採用される。
相模原の犯人のように背中一面に彫り物があろうが、大麻をやっていても採用される。
中村敦彦のデイサービスのように、覚醒剤常習者でも採用される。
菊池直子のように全国指名手配の逃亡犯であろうが、偽名で採用される。
横浜の病院では、エプロンをハサミで切ったりといった子供じみたイジメがあった。
そして問題を起こした連中が、人手不足でいとも簡単に次の転職先が見つかる。

政府は人手不足の解消のため、
若年無就業者自立支援、路上生活者自立支援、受刑者社会復帰支援、
などと称して介護資格をとらせようとしている。
言葉は悪いが、要するにニート、ホームレス、前科者である。
もちろん立派に更正している人もいるのはわかるが、
これらの事件が医療や介護の現場で続いているのは、
けして偶然ではないと思うのである。

Posted on 2016-10-07 | Category : ブログ | | 1 Comment »
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コメント1件

 水彩色鉛筆 | 2016.10.11 8:51

老人ホーム・障害者施設・病院
前の職場(介護)を思い出して苦しくなります。
一般企業に勤めている友人にグチっても
「そんな変な人ならとっくにクビになってるよ!」
「(会社がクビにしてないレベルなら)あなたの
考えすぎ!」
普通の会社でクビになる人でも介護業界
クビにならないんだよーーー。
↑これらの事件が報道されることにより
問題点が周知されるかしら。
失った人命は戻らないので今さら…という気は
してしまいます。

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